元気食堂閉店 木村拓哉ら今後も協力
芸能事務所・石原プロモーションが15日、熊本地震の被災者を支援するため、11日から熊本県益城町総合体育館で行っていた炊き出しを打ち上げた。SMAPの木村拓哉(43)、TOKIOの長瀬智也(37)、V6の岡田准一(35)も2日目の12日から参加し、5日間で計6000人に、のべ1万2千食を振る舞った。陣頭指揮をとった石原軍団の舘ひろし(66)とジャニーズ事務所所属の3人は、今後も炊き出しでの協力体制を築いていくことを誓った。
被災地のために、全精力を使い果たした。最終日も午前11時から2時間半かけて1500人に炊き出しを届け、渡哲也(74)命名の「元気食堂」は閉店した。先頭に立って引っ張ってきた舘ひろし(66)は「お疲れでした!!」と声を上げ、木村ら3人とがっちり握手。精も根も尽きた様子でパイプ椅子に座り込んだ。点滴を打ちながら5日間を完走した舘だけでなく、右手首をヤケドした岡田ら、全員がフルパワーで愛と力を届けた。
全スタッフを前にしての締めのあいさつ。マイクに向かう際によろけた木村の声はガラガラだった。30℃を超える猛暑の中、巨大鉄板で焼きそばを作り、声を出し続けた結果だった。木村は裏方の関係者へ感謝を述べ「まだまだ、いつ何が起こるか分からない。こういう機会に出動できることがあれば参加したいと思います。そのときは、よろしくお願いします」と炊き出しでの“再タッグ”を誓った。
今回は、巨大サイズの鍋に釜、鉄板などの機材、ボンベや計30トンに及んだ水、電気まですべてが石原プロの自前だった。今後の状況次第では、13日に木村が明かした“ジャニーズ炊き出し”の構想も実現するかもしれない。岡田は「また、ウチ(の事務所)でも炊き出しを、笑顔をもらえることをやっていきたい」とあいさつした。
心強い助っ人に感謝した舘は「お返しもあるし、そのときは私にできることを100%したい」と約束。今後も日本を代表する両事務所が、炊き出しでの協力体制を続け、元気を届けていく。