政治資金の使い方で数々の疑惑が発覚し、辞任に追い込まれた東京都の舛添要一都知事の後任候補として、さまざまな人材が噂されている中、２０日放送の日本テレビ「スッキリ！」は、東京・渋谷の１０代有権者に行った調査の結果を放送。人気グループ嵐の櫻井翔が、父親で有力候補と言われる桜井俊氏を上回る得票を獲得したことがわかった。

　番組では、７月に行われる参議院選挙から新たに選挙権を得る渋谷にいた１０代の若者９２人に調査を行い、その結果を発表したが、その中で櫻井が９人を獲得し、東国原英夫と並んで３位に入る驚きの結果に。ちなみに１位は前大阪市長の橋下徹氏、２位は参議院の蓮舫議員だった。

　これにはスタジオの加藤浩次も「え？お父さんじゃなくて？」と絶句。嵐の櫻井翔の父親は、総務省の前事務次官で、今回の都知事選でも早くから名前が浮上している桜井俊氏。ある意味“本命”とも言える父は今回の調査では７人で、櫻井翔に続く５位となっていた。

　加藤は続けて「なんで？」と質問。日本テレビの森圭介アナは「ニュースキャスターをされ、とてもしっかりしているからという理由で挙げた方が多かった」と説明した。同局夜のニュース番組「ＮＥＷＳ　ＺＥＲＯ」でキャスターを務めていることで、若者からの支持が集まったようだ。

　だが、同時に「選挙には行くのか」という質問には、半数以上の５１人が「いかない」としており、ハリセンボンの近藤春菜は「行かないと決めてるからこそ、３位に櫻井翔さんが入るぐらい、ちょっとポップな感じに考えている感じがする。誰が出るか、大人でもわからない中、公約など（若者も選挙に）興味がもてる時代になったらいいなと思う」とコメントしていた。