「加藤優」と今も同級生、武田さんは…

 我が家の生後10カ月になる猫「ココロ」は、人間の年齢でいうと既に思春期の女の子です。そして私も思春期の14歳で芸能界入りし、1980年10月から81年3月まで放送されたTBS系ドラマ「3年B組金八先生」に出演させていただきました。“金曜八時”の放送日時から“金八”になったそうです。

 私の役名は迫田(さこた)八重子。よく「学級委員だった」と間違えられるのですが、実はそうではなく、おせっかいな優等生の役でした。現場でもプライベートでも、金八のメンバーは役名で呼び合うことが基本でした。その後、舞台などで仕事を共にした(伊藤)つかさちゃんだけは、その時の雰囲気で役名の「近子(ちかこ)」と使い分けることがありますが、武田鉄矢さんのことはどんな仕事場でお会いしても「武田さん」とは呼べずに「先生」ですね。

 校内暴力に焦点を当てた第2シリーズで一番注目された生徒は、直江喜一さんが演じた加藤優(まさる)でしょう。

 「腐ったミカンの方程式」の回や、中島みゆきさんの名曲「世情」が流れる中、スローモーションで警察に連行されていくシーンなど、リアルタイムで見ていた男性は影響を受けた方も多いのではないでしょうか。あれだけカリスマな役を演じた優は、実人生においては、その役柄に一番翻弄(ほんろう)されたように思います。

 彼は3つ年上ですが、今でも交流が深く、私にとって“同級生”であることは変わりません。彼は芸能界を1度やめて建設会社に就職しましたが、金八先生のファイナル(2011年3月放送)をきっかけに、復活も果たしています。

 昨年から松井建設北陸支店の営業部長になって金沢に赴任となりましたが、「土曜はドキドキ」という地元局(北陸朝日放送)の朝のワイドショー番組に準レギュラー出演しているそうです。50歳を超えて大忙しの優は、お孫さんもいるんですよ。「八重子。お前も人生をしっかりと考えろよ」と語る優は、やっぱり“あの頃の優”のようです。

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