ももクロ美意識革命 “憧れの大人の女性”へ…スキンケアブランドのアンバサダー就任
ももいろクローバーZが、発酵スキンケアブランド「SOPHISTANCE(ソフィスタンス)」のアンバサダーに就任し、美意識を磨いている。「元気で明るい身近なお姉さん」が「憧れの大人の女性」へと脱皮すべく、毎月恒例のリモートイベントでは美容家・瀬戸麻実氏からのアドバイスを受けて意識改革を実行中で、テーマは「ももクロと美」。アンバサダー起用とコロナ禍を経て変わりつつある、ももクロの今に迫った。
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結成から12年。泣いてばかりだった少女たちが、大人の女性への階段を上っている。その象徴となるのが、スキンケアブランドのアンバサダー就任だ。スキンケアの重要さを再認識することで、ももクロの美意識に革命が起きているという。
百田「前はメークさんから『これやっておいて』って言われたり、基礎ケアの大事さが分かってなかったなって思いますね」
玉井「れにちゃんなんか最近まで化粧水とかつけてなかったもんね」
高城「肌がバリ強くて、荒れたこともないし、ニキビもできないし、ぶっちゃけケアしなくても大丈夫だろって思ってたんですよ。メークさんから『25歳がお肌の曲がり角だから』って言われてたんですけど、自分は味わってないから信じられなくて。でも!!本当に25歳を過ぎたあたりから(吹き出物が)出てきたんですよ!!最強だと思ってたのに最強じゃなかった!!このタイミングでアンバサダーになれてよかったです」
玉井「私は『白くなった?』って最近すごく言われます。今年の夏は外に出ることが少なかったってこともあると思うんですけど、ケアするようになったからかなって」
佐々木「白くなったよね」
玉井「こんなに人生で『白くなった?』って言われることなかった」
佐々木「どっちかといえば『黒くなった?』だったもんね(笑)」
グループはコロナ禍にあって、活動が一時停止。何年も多忙を極めてきた日々から一転、2カ月の長期休暇を経験した。
百田「私、鏡を見るたび絶望してました。『ヤバいかも』って。ずっと家にいて、美容室とかも行けない状態で髪が伸びてきたり、パサパサになったり。なんかしないとと思ってケアしてた」
高城「私に関しては、自粛期間の前半2週間は昼夜逆転みたいな生活してた」
佐々木「私も毎日3時半に寝てたりしてた」
玉井「ヤバかったね。友達と5時まで電話とかしてた」
久しぶりのライブは、配信とはいえ2カ月のブランク明け。やはり普段とは違ったのだろうか。
玉井「最初に踊る前は不安がありました。ずっと家にいたから、たった2カ月と思ってたけど、覚えてるかなって悪夢にうなされて。ライブ中にド忘れして踊れなくなる夢を見ました」
高城「私も見た!!リハーサルしないで本番ですよ、って言われる夢とか」
佐々木「怖っ」
百田「怖すぎ」
高城「衣装を通した時の感動ね」
佐々木「当たり前に着ていたけど、やっぱ衣装って衣装なんだ~、って。やっぱ服とは違うよね」
百田「楽な服を着すぎてたから余計ね」
玉井「だるっだるのパーカとか着てたから」
百田「人前に立つ感覚、お仕事をする感覚を忘れちゃいました。『どんな感覚でお仕事してたかな?』ってのはありましたね」
高城「カメラ前ってのが緊張した」
玉井「笑えてる?これでいいんだっけ?みたいな。表情筋も動かしてたつもりだったんだけど、普段と比べたら動いてなかったんだなって思いましたね。笑っているうちに顔が痛くなったり」
モノノフでも…
年明けまで有観客ライブはお預けだが、再会の日にモノノフ全体の美意識が上がっていたら面白いと笑う。
佐々木「私たちが思うライブは、みんなの声援を聞きながら何も考えずに楽しむもの。やっぱり(配信ライブは)別物かな。モノノフみんな美意識高い、みたいになっててね。モノノフさん同士で結婚する人も多いから」
高城「ライブも楽しめるし、出会いもあるし」
百田「新婚さんの家にソフィスタンスがあるんでしょ?(笑)」
◆ももいろクローバーZ 百田夏菜子(26)、玉井詩織(25)、佐々木彩夏(24)、高城れに(27)の4人組。2008年、「ももいろクローバー」として誕生。10年、メジャーデビュー。11年、現在の名前に改名。12年、NHK紅白歌合戦に初出場。14年、国立競技場で女性グループとして初めてライブを行った。今後は11月29日に配信ライブを実施。12月31日には年越しライブ「第4回ももいろ歌合戦」をリモートで開催する。