テレビ朝日の前田有紀アナウンサー（３２）が、３１日をもって同局を退社した。最後の出演となったレギュラー番組「やべっちＦ．Ｃ．」では、番組の最後に、「私はサッカーを通じて生き方や考え方を大きく広げました」とサッカーファンに向け感謝の気持ちをつづった長文の手紙を読み上げ、涙を流した。

　「サポーターの皆さんに一番感謝の言葉を伝えたい」と長文の手紙を読み上げた前田アナ。スタジオにはＪリーグの大東和美チェアマンも訪れ、前田アナへの感謝を込めた「卒業証書」を手渡した。

　入社６日目から１０年間、同番組に出演していた前田アナは、「アナウンサーになってつらいこともあったのですが」と振り返り、ＭＣのナインティナイン矢部浩之に「前田は前田らしくやらないとつまらないよ」と言葉をかけてもらったことが励みになったと明かし、涙。「これからは視聴者として、サッカーとやべっちＦ．Ｃ．を応援していきます。本当にありがとうございました」と語った。

　前田アナが手紙を読む間、横にいた後任の竹内由恵アナも涙ぐんでいた。

　矢部は「こんな日に、ぼく、結婚をかぶせてすみませんでした」と２７日に元ＴＢＳテレビを退社の青木裕子アナウンサーとの結婚を発表後、初のやべっち登場となったことを“反省”し、笑いを誘っていた。