松鳳山が結婚 初場所で昇進して晴れて
大相撲の幕内松鳳山(29)=松ケ根=が17日、千葉県船橋市の松ケ根部屋で結婚を発表した。お相手は、同郷の福岡県福岡市の元中学校校長進藤州洋さん(63)の三女で、元保育士のあいさん(26)。昨年3月の春場所前に知人を介して知り合い、交際開始から丸1年となる先月27日に婚姻届を提出した。あいさんは妊娠3カ月という。挙式は出産を終えた来年に行う予定。
あいさんと10月に誕生予定の我が子。松鳳山は緊張した様子で「自分の悪いところを気づかせてくれる人です。今までは1人だったが、新しく2人を守っていかないと。しっかり稽古して、さらに上を目指したい」と決意を述べた。あいさんは「とてもマメで気遣いができて優しい方です」と照れながら話した。
出会いは昨年3月。春場所を前に尾車部屋へ出稽古した際、知人と一緒に訪ねていたのがあいさんだった。新婦は「最初は南の…ハワイの方かと思いました。日本人で、同じ福岡出身と知ってビックリしました」と振り返り、報道陣を笑わせた。褐色の松鳳山がアプローチして、場所後に交際へと発展した。
当初は相撲に興味がなかったあいさんから、昨夏に「三役にならないと結婚しないよ」と励まされ発奮した松鳳山。1月の初場所で新小結に昇進し、結婚へ突き進んだ。
ただ、最近2場所は連続して負け越し。師匠の松ケ根親方(元大関若嶋津)からは「奥さんを大事にして頑張れ」とハッパをかけられている。松鳳山は「支え合いながら、新たな気持ちで一暴れしたい」と夏場所での巻き返しを誓った。