将棋の矢内理絵子（やうち・りえこ）女流四段（３３）が来月、一般男性と結婚することが４日、明らかになった。日本将棋連盟が同日、マスコミ各社にファクスで発表した。自身のツイッターでも結婚を報告した。

　お相手は一般男性ということで、の名前や詳細は公表しないという。来月入籍の予定で、当面、対局は矢内理絵子の名前で行う。

　矢内はツイッターで「将棋連盟から発表がありました通り、このたび結婚することになりました」と結婚発表。たくさんの祝福メッセージが届いているようで、「とても幸せです！！本当にうれしいです。ありがとうございます」「皆様にご祝福していただいた今日の感激は忘れません！女流棋士になって本当に良かったです」と感謝した。

　矢内は１９８０年１月１０日生まれ。埼玉県行田市出身。８歳から将棋を始め、９３年４月にプロ棋士に。今年４月から日本将棋連盟女流棋士会会長に就任している。「ヤッピー」の愛称で親しまれ、ＮＨＫ　Ｅテレ「ＮＨＫ杯テレビ将棋トーナメント」の司会を務めるなど、テレビでも活躍する実力派美人女流棋士として知られる。

　２００６年には、聞き手を務めていたＮＨＫ‐ＢＳの「名人戦」の生放送で、「断言してしまって大丈夫ですか」と確認したところ、解説をしていた山崎隆之八段（当時七段）が「これで当たらなかったら、矢内さんを諦めます」と矢内に好意を抱いていると誤解されるような発言をし、一部メディアで“生放送中に棋士が女流棋士に公開告白”と大騒ぎになった。