女優の中山美穂（４４）との離婚が報じられた作家でミュージシャンの辻仁成（５４）が２８日、脚本・演出を務める舞台「海峡の光」の舞台稽古が行われている都内スタジオに現れた。離婚報道後、報道陣の前に姿を見せるのは初めて。

　午後０時４０分ごろ、黒の自家用車から降りた辻は、黒のジャケットとパンツ姿。髪は肩まで伸び、頭にはサングラスを乗せていた。スタジオの入り口で待ち受けた約４０人の報道陣にもみくちゃにされ、質問攻めを受けると、手で制しながら振り向き「一言いいですか。今は舞台に集中させていただけたら。自分は家族を守ることが今の自分の全てなので、よろしくお願いします」と、離婚については言及しないまま、スタジオの中に消えた。左手薬指には、結婚指輪はなかった。

　稽古中は「初日、幕があくまで今は日々の稽古に集中しますなり」「今日の稽古場はいつになく元気で活気がある。励まされる」とツイート。午後６時４０分ごろ、無言で退出した。主演の歌舞伎俳優・中村獅童（４１）は「いつも通りでした。元気でしたよ」と、辻の様子を伝えた。

　辻と中山は２００２年６月に結婚し、０４年に長男（１０）が誕生。２７日に離婚協議していることが明らかになった。中山は現在、居住する仏パリにいる。