昨年１２月２９日に結婚したＦ１ドライバーのジェンソン・バトン（３５）＝マクラーレン・ホンダ＝と、妻でモデルの道端ジェシカ（３１）が離婚を決意したと２３日、複数の英メディアが報じた。バトンのスポークスマン（広報担当）は２２日夜（現地時間）、「ジェンソンとジェシカは別れることになった」とデーリーメール（電子版）などに語った。ジェシカの事務所関係者は２３日、デイリースポーツの取材に「プライベートなことなのでノーコメントとさせてください」とした。

　２人がそろって公の場に姿を現したのは１０月２５日のＦ１米国ＧＰが最後だった。互いのツイッター、インスタグラムなどのＳＮＳには１０月末以降、ツーショット写真が一切、掲載されていない。

　今年１月１日、２人が結婚を発表した際、いくつかの英メディアで“お相手は下着（ランジェリー）モデル”と報じられた。ジェシカは日本の下着ブランド「ピーチ・ジョン」のモデルをしており、若く、イケメンでモテモテだった元Ｆ１王者との結婚はシンデレラ物語のようにも伝えられた。

　手厳しいことで知られる英メディアでは、早速、「３５００万ポンド（約６２億９千万円）」といわれるバトンの財産に関心を示す報道も。大衆紙「ザ・サン」（電子版）は、２人が婚前契約をしておらず、バトンの３５００万ポンド（推定）との財産に注目が集まっていると伝えた。２人に近い関係者の話として「ジェンソンとジェシカは結婚前に財産についての取り決め（婚前契約）をしていなかった」「現在、財産分与について協議中」と報じている。

　海外セレブは結婚前に分厚い婚前契約を結ぶことで知られる。

　ジェシカは１０月２１日が３１歳の誕生日だった。この日はバトンと共に過ごしており、バトンのインスタグラムにはレストランで仲良くランチをとるツーショット写真がアップされていた。

　２人は０８年に都内のホテルのバーで出会い、交際を始めた。１１年に破局したが、復活愛を実らせ昨年１２月にマウイ島で結婚。今年８月には南仏サントロペの別荘でバカンス中、婚約指輪（推定４５００万円）を含む総額５８００万円の盗難被害に遭ったことでも話題になった。美男美女のセレブカップルとして世界の注目を集めた２人の結婚はわずか１年で破局を迎えることになった。