作曲家・小林亜星さん死去…アニソンやCMなど生涯制作8000曲、俳優としても活躍
作曲家の小林亜星さんが死去しました。「ガッチャマン」などのアニソンから「この木なんの木」などのCMソングや「北の宿から」などの演歌まで、生涯作曲数は8000曲。また俳優・タレントとしても活躍しました。
公開日:2021.6.15
「北の宿から」などを手掛けた作曲家で、ドラマ「寺内貫太郎一家」の主演でも知られる小林亜星(こばやし・あせい)さんが、5月30日に心不全のため亡くなっていたことが14日、分かった。88歳。
小林亜星さん死去 生涯作曲数8000曲 ドラマ「寺内貫太郎一家」で名演技
総制作数は8000曲ともいわれるが、「得意なのはコマーシャルソング。好きなのは子供の歌」と自負していた。初めてCMソングを手掛けたのは1961年、妹が勤めていた縁で服飾メーカー「レナウン」の、「ワンサカ娘」を作曲。
小林亜星さん死去 生涯作曲数8000曲 ドラマ「寺内貫太郎一家」で名演技
63年には「狼少年ケン」でアニソンに初挑戦。演歌・歌謡界でも功績を残し、76年、都はるみ(73)が歌った「北の宿から」で日本レコード大賞を受賞した。
小林亜星さん死去 生涯作曲数8000曲 ドラマ「寺内貫太郎一家」で名演技
俳優としての代表作は、体重100キロ超の巨漢を買われ、主役に抜てきされた「寺内貫太郎一家」(74年放送)。他にも映画「冬の華」、ドラマ「塀の中の懲りない面々」などに出演。2002年のNHK連続テレビ「さくら」では、ヒロインの祖父役を演じた。
小林亜星さん死去 生涯作曲数8000曲 ドラマ「寺内貫太郎一家」で名演技
19年、テレビのインタビューでは「こんなに生きるなんて…」
作曲家の小林亜星氏(87)が17日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、昨年、肺炎で3回も入院したことを明かした。
小林亜星氏 昨年3回入院 来年米寿で「こんなに生きるなんて…」
「去年ちょっと病気して入院して足が弱っちゃったので歩くように。元気を出すように盛んに務めているところ」
小林亜星氏 昨年3回入院 来年米寿で「こんなに生きるなんて…」
現在87歳。「来年米寿で、こんなに生きるなんて思わなかった」と苦笑。「カミさんより先には逝きたい」と笑いながら語った。
小林亜星氏 昨年3回入院 来年米寿で「こんなに生きるなんて…」