若手漫才師ナンバー１を決める「Ｍ－１グランプリ２０２２」で審査員を務めた山田邦子が１２月１８日、大会直後にデイリースポーツの取材に応じ、優勝したウエストランドの勝因や、自身の審査・採点などについて語った。

　ウエストランドはメンバーの井口浩之が、河本太がだす「あるなしクイズ」に答えるはずが、自分が常日頃から不満に思っている事象に毒づくネタで３位で最終決戦に進出。最終決戦も同様のネタで、ロングコートダディ、さや香に対し、審査員７人中、６票を獲得（残り１票はさや香）し、大会を制した。

　毒舌漫才、悪口漫才とも呼ばれるウエストランドを、山田邦子はどう評価したのか。また、自身が漫才コンテストの審査員を務めることについてどう考えたか、話を聞いた。

　トップバッターのカベポスターに８４点という、過去の傾向からすると低めの採点をしたこと。続く真空ジェシカに９５点を出したことなどが、番組放送中から話題となっていた。ただ、９０点以上をつけた５組、真空ジェシカ、さや香、ロングコートダディ、ヨネダ２０００、ウエストランドのうち３組が最終決戦に進出し、仮に山田の点数を抜きにしたとしても、最終決戦出場者に変化がないなど、大枠では偏りがない内容でもあった。