３月３０日から「市川團十郎・ぼたん・新之助　成田屋親子『伝承への道』」を行う市川團十郎、ぼたん、新之助が２月１０日、都内での記者懇親会に親子３人で出席した。

　演目の中に「子守」があるのにちなみ、團十郎が２人を「子守」した思い出を問われる場面もあった。ぼたんについては、歩くのが早かったため、あまり抱っこをしたりおぶったりしたことがなく子守らしい経験がなかったと振り返り、新之助（堀越勧玄）には、よく体の前に抱きかかえていたと懐かしみつつ、「ずっと寝ている人だよね」と語りかけた。

　ぼたんは自分から見た「子守」の思い出について質問を受けた。「市川海老蔵にござりまする」に代表される密着映像が多く残っていることもあり、記憶というよりも、そうした記録を見て、「こういうことがあったけなあと思い返すことが多いです」と語った。