歌舞伎俳優の市川團十郎が24日、都内で行われた人気歴史シミュレーションゲームの最新作「信長の野望　出陣」の完成発表会に出席した。

　同シリーズの第１作がパソコンゲームとして発表されたのは1983年。その後、各ハードへと展開していった。初期の段階で、父親の先代團十郎がプレーしていたこともあり、自分も７歳ぐらいの時に触ったことがあると振り返ったが「登用」といった、シミュレーションゲーム用語が難しくて挫折したと明かした。

　司会者から、ゲームタイトルにちなみ、今の「野望」を聞かれると、冗談めかして「初代團十郎を出してほしいです」とトークショーを行ったシブサワ・コウ氏（コーエーテクモゲームス　ゼネラルプロデューサー）にお願い。初代團十郎は1660年生まれで、史実で江戸幕府が開かれてからずっと後のため、かなり「歴史のもしも」を拡大しなければ、戦国時代に登場することはできない。

　それでも、シブサワ氏は「積極的に検討いたします」と前向きだった。