木村“フィリップ”ミノル ドーピング「陽性」RIZIN6か月出場停止&罰金 榊原CEO憤慨「嘘つかれた」
格闘技イベントのRIZINは2日、ドーピング検査をしていた木村“フィリップ”ミノルについて「陽性」だったと結果を発表した。筋肉増強剤に該当する成分が複数確認されたとしており、木村本人は「クレンブテロール」という薬物を使用したと明かした。
これを受け、榊原信之CEOは6月24日に出場したRIZIN.43でのロクク・ダリ戦を木村の勝利から無効試合へと変更し、この試合から6か月間のRIZIN出場停止と罰金を科すことを処分として発表した。
木村はK-1から活躍の場をRIZINにうつしたばかり。薬物使用がないことを事前に確認していたと振り返る榊原CEOは「嘘つかれた。話にならない」と憤慨した。
RIZINは今後、タイトルマッチやトーナメント形式となるグランプリのような試合については、ドーピング検査の結果を公表していくとした。なお、7月30日にタイトルマッチに出場した朝倉未来、ヴガール・ケラモフ、伊澤星花、クレア・ロペスの4人は陰性だったことも併せて公表された。
木村はK-1に在籍していた時は薬物を使用しておらず、所属・試合が決まっていない間、トレーニングしかやることがない時期にモチベーション維持やトレーニング効率の観点から使用していたと説明。RIZIN出場が決まった際には使用をやめていたが、成分が残ってしまっていたという内容の釈明をした。