「ボクシング・PRIME VIDEO BOXING10」（１０月１３、１４日、有明アリーナ）

　PRIME VIDEOによるボクシングイベント「PRIME VIDEO BOXING10」の記者会見が８月２２日、行われた。那須川天心は、自身初のボクシングでのタイトル戦となるWBOアジアパシフィック王座決定戦をフィリピンのジェルウィン・アシロ（フィリピン）と、10月14日に行うことが発表された。

　ボクシング転向５戦目で初のタイトルマッチに臨む天心は、世界を取るための過程と位置づけ、「『このベルト取りたい』でやるタイトルマッチじゃないですから、（世界への）切符としてしっかり取らないといけない」とこの試合の位置付けを語った。

　リップサービスあり、奔放な表現ありで、しばしばネット上で批判にさらされることもあった。ただ、前戦でＷＢＡ４位をＫＯしたこともあってか、「SNSでもあまり言われなくなっちゃった」とアンチの減少を少し寂しそうにもしていた。

　今回はタイトルマッチのため、プロ転向後初めてバンタム級のリミット５３・５キロまで体重を落とすことになる。ただ、つきすぎていた筋肉を落として「ボクシングでもモデルでもどちらでもいけるぐらいの体形になっておりますので」とアピール。天心らしい表現で、肉体のフィットも終えたと語った。