渡辺雄太「とにかくそこをサポートしたいと」千葉ジェッツ入団の決め手はメンタルケア
米プロバスケットボールのNBAで日本人最長の6シーズンプレーした渡辺雄太(29)が27日、都内で行われたBリーグ1部(B1)・千葉ジェッツの入団会見に臨んだ。
渡辺は「この場を持って改めてオファーを下さったチームの方々に感謝を申し上げたい」と語り、「皆さんの中では何で千葉ジェッツなのかが気になると思う。僕は帰国したときに、『一番僕に対して熱量を持っているチームを』と話していました。熱量はどのチームからも感じてありがたいと思った。その中で千葉ジェッツが一番の熱量を感じた」と移籍決断の理由を明かした。
千葉Jからの熱量と渡辺が受け止めたのが、メンタルケアについてだった。米国でプレーしている中でプレーをすることが難しくなってしまうほどの状態になったこともあったと告白し、「苦しい時間を過ごした」「当事者になって初めてつらさを感じることができた」と振り返った。
このセンシティブな問題に向き合ったのが千葉Jだったという。
「千葉ジェッツはとにかくそこをサポートしたいと。僕がバスケットを十分楽しめる環境をそういうところからまずつくってあげたいと」
「そこを強調していってくださったのが千葉ジェッツだけだったのが、僕の中で大きな理由になった」
こうした千葉Jからの“渡辺雄太のための努力”が今回の加入に結びついたようだ。