２０２２年１０月１日に亡くなった、元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木さんの三回忌法要が８日、菩提寺である横浜市・鶴見の総持寺で営まれた。

　兄の康郎さん、弟の啓介さん、弟子の藤波辰爾、前田日明氏、佐々木健介・北斗晶夫妻、船木誠勝、小島聡、４代目タイガーマスク、澤田敦士、力道山の妻・百田敬子さん、元テレビ朝日「ワールドプロレスリング」実況アナウンサーの舟橋慶一氏、タレントのアントキの猪木、アントニオ小猪木らが参列した。

　初めて総持寺を訪れて墓参した前田氏は「『おまえらちっちゃいんだよ。すぐ生まれ変わったらすぐ追い抜かしてやるから見てろ』って言われてるような気がしました」などと、カツを入れられたように感じたと明かした。

　藤波は「あんまりだらしない格好をしたらばかやろーって怒鳴られそうなんで。なるだけ、しゃきんとするようにしています」。船木も「猪木さん関係の場所に来ると怖い。そういう印象しかない」「今日も写真を見たらぞくっときました。そういう存在です」と、畏怖の対象であることをうかがわせた。

　前田氏、船木と一緒に取材に応じていた藤波は、最後に「前田日明、近々、復帰します」とサプライズかつ勝手に宣言。「しないしない」と苦笑する前田氏を横目に「僕はまだその使命が残っています」と続け、報道陣をわかせていた。