中谷潤人と井上拓真、隣の席で対戦希望 拓真に挑む堤も闘志 ボクシング“標的とする選手は?”で

 「ボクシング・PRIME VIDEO BOXING 10」(13・14日、有明アリーナ)

 2日間で7試合の世界戦と、那須川天心が臨むWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦が行われる大会の記者会見が11日、行われた。

 質疑応答で、今後“標的とする選手”について質問が出ると、選手それぞれが思いを語った。

 WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガは、名前こそ出さなかったが「戦績には1つ黒星がついています。そこの再戦ができれば」と、寺地拳四朗を意識した発言をした。

 これに対して、今大会でWBC世界同級王座決定戦に臨む寺地は、統一戦というくくりで「(王者になれば)自然と統一戦なり、なってくるかなと思います」とした。

 そして、日本選手4人で4団体の王座を占めているバンタム級では、かねて対戦を希望している中谷潤人と、井上拓真が、今大会で試合をしないものの、席順の都合で隣に座った。

 中谷は、自身の試合の前日13日に対戦する堤聖也に配慮をしながら、「流動的ではあるんですけど、チャンピオンとやれれば」と“勝った方”を意識した発言。拓真は「一番戦いたいのは中谷選手」と明言をした上で対戦を希望した上で、「まずは堤選手に集中したいと思います」と結んだ。

 堤は「世界とれば、おのずとその先もいろいろ見えてくるんだろうと思いますが…。とってから考えることなので、今、その質問、答える必要はないかなと思っています。とにかく世界をとります」とした。

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