那須川龍心が1回KOで初王座「自分で自分をほめたい」試合後会見には兄・天心が乱入
「キックボクシング・RISE」(23日、後楽園ホール)
メインのRISEフライ級タイトルマッチ3分5回戦(延長無制限)で、ランク1位の那須川龍心が、王者の数島大陸を1回KOで撃破し、新王者となった。元RISEの王者でボクシングに転向した兄・那須川天心と兄弟で喜びを爆発させた。
試合後会見では「本当にチャンピオンになっちゃうかあ」とベルトの実感がまだない様子だったが、文句のつけようのないKO勝利には上機嫌。「初めてきれいに倒したKOがタイトルマッチっていうのが、なおさらかっけえなと思いました。さすがだなと思いました。自分で自分を褒めたいです」と語った。
ファンへのメッセージで会見を締めくくろうとすると、聞き覚えのある声で追加質問が飛んできた。天心が報道陣の背後からマイクを持ち、「キックボクシングをどうしていきたいか。あと今のキックボクシング界に一言」と難解な質問を繰り出してきたのだ。
これに困った龍心は「正しい知名度の使い方をして、もっと盛り上げていきたいなっていう。まだ本当に、何もわからないので、これからやっていきたいです」と絞り出すのみ。天心からは「マイクはイマイチですね」とつっこまれていた。