アイドルグループ・ＮＭＢ４８の山本彩（２２）、薮下柊（１７）、木下春奈（１７）、川上千尋（１７）が、阪神タイガースを応援する女子「ＴＯＲＡＣＯ」の応援隊長に就任し、１２日に都内で会見した。

　同じ関西を拠点として活動し、熱狂的な虎党である４人は、阪神の日本一を祈念し、達成した場合は「甲子園球場で売り子をやる」と“公約”も掲げた。

　“浪速の虎姫”が、全国の女性虎党をけん引する。「全国に阪神タイガースのファンが増えるように、私たちもしっかり応援していきたいと思います！」。山本が力強く宣言した。

　注目選手として、山本はドラフト１位の高山俊外野手（２２）を指名。「同い年なので、頑張ってほしい。体格もしっかりしてるんで、軸もしっかりしてるかなと思いますし、スイングスピードが１６０キロ超えですごいなって…」とマニアックな視点も加えて阪神愛を語った。

　「ＴＯＲＡＣＯ」は、「元気でかわいく、オシャレも応援も楽しむ」をコンセプトとする、阪神の女性ファン。幼少期からの虎党で、昨年１０月に行ったＮＭＢの５周年ライブで、阪神の球団歌「六甲おろし」をフルコーラスで熱唱した４人は、隊長にもってこいの存在だ。

　そんな４人がどうしても見たいのが、やはり阪神の日本一だ。阪神が唯一、日本一に輝いたのは８５年。山本は９３年、残りの３人は９８年生まれだけに、誰もその瞬間を見たことがない。それだけに、日本一を達成したら「ＮＭＢ４８全員を巻き込んで、甲子園で売り子をやる！」と“公約”もぶち上げた。

　１４年には、広島ファンの「カープ女子」が流行語大賞のトップ１０入りするなど、近年は野球好きの女性が注目を集めている。薮下は「今年は流行語大賞を『ＴＯＲＡＣＯ』にできるように、『カープ女子』に負けないように頑張りたいと思います！」と意気込んだ。