第9回 上枝恵美加「大人」

えみち(左)と、理想の大人像について本音を語ったけいっち
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 NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「えみち」こと上枝恵美加。紙面のテーマは「大人」でした。

 -お2人は同い年で、上枝さんは20歳に。

 けいっち(以下「け」)「私は3月生まれなんで、まだまだな気もするし、あっという間な気もするし…」

 えみち(以下「え」)「変わったと言えば、ルール的な部分ですかね。お酒は、誕生日になった瞬間に両親がワインで乾杯してくれて飲んだんですけど、ワインはあんまりおいしくなかった(笑)」

 け「おしゃれやな~」

 -メンバーではない、周りの同世代と接していて、大人な感じはありますか?。

 え「私たちはメンバーに中学生や高校生が多いから、その子たちとしゃべってたら気持ちが若くなっちゃって、精神年齢的にはNMBに入ったころ(17歳)のままで止まってる部分がありますね。だがら大学の友達の方が、大人に見えることは多いですよ。車運転してたりとか、飲みに行った話とか…。同い年なんや~、って思うことありますね」

 -上西さんは、もう同級生で結婚している方もいるというお話でしたが…。

 け「そうなんですよね。NMBは入って本当に年齢が止まってるというか、他の人たちとは違う、仕事の部分とかでは成長しているとは思うんですけど、精神年齢的には幼いかもしれませんね。私の同級生で言えば、私は実家が滋賀なんで、交通手段が車中心になるから、同級生はみんな車に乗ってるんですよね。すごいなって思いました」

 -大人っぽさで言えば、やはり「色気」も求められると思いますが。

 け「曲とかでも、年齢が上だと、セクシー系の曲を任されること多いから、出したいと思うんですけど…、難しいですよね」

 え「私はぱっと見、色気担当ではないと思うんですよ。でも、ユニットではだいたいそういう曲をやらせてもらうんで、そういう衣装を着て、そういう気持ちになるというか(笑)」

 -まとめるとすると、しっかりしながら余裕のある大人というのが理想ですかね

 け「余裕がある人って、すごいいいなって思います。やっぱり、自信を持つことが大事なんですかね…」

 え「私は、自分に自信が全然ないんですよ。でも20歳になって、自信を持って頑張ります!っていうのを目標にしてるんで、しっかりしたいですね」

 -上枝さんはB2のキャプテン、上西さんはNの副キャプテン。引っ張る立場というのは、やはり自信が必要かと思いますが

 え「私は、前のB2では一番年上だったんですけど、今は年上の先輩が移籍して来て下さったんで、少しは楽になりましたね。」

 け「副キャプテンになって、全部自分でやらなあかんと思ってたんですけど、1期生のメンバーとか、特に助けてくれるんで、頼ることも大事なんやなって気づきましたね。でも…やっぱり、さや姉がいるときに思うんですけど、すごい何をやっても上手じゃないですか。ツアーでいきなりWアンコールがあっても、しっかりまとめてくれるし…。私やったら絶対できひんって思っちゃって。台本にあること話すだけでも、すごい緊張するのに(笑)」

 -同い年のお2人だけに、それぞれ近い感覚があるかと思います。お仕事ではあまり一緒ではないと思いますが…。

 け「でも、会ったら『あ、えみちやん!』って、話しかけに行きますよ」

 え「いつもしゃべりますよね」

 け「同級生やから、近いものも感じるし、キャプテンと副キャプテンっていうのも…。印象としては、いつもニコニコしてるんですよ」

 え「笑っちゃうのがクセなんですよね。染みついてて。笑ってるつもりがなくても、なんかよく笑ってます(笑)。けいっちさんは最初、めちゃくちゃクールやと思ってたんです。私は人見知りなんですけど、けいっちさんはすごいフレンドリーで、話しかけてくれたんで、話しやすい先輩ですね」

 -上西さんは、後輩に慕われる感じはもはや“鉄板”ですね。

 け「ただ単に、私が年上とか先輩が苦手だからだと思います(笑)。大人の人とか、AKBさんの先輩にも話しかけられないし、学校でも後輩にばっかり話しかけてました。緊張しちゃうんですよね…」

 え「私も同じです(笑)」

 -上枝さんといえば、じゃんけん大会2位から1年が経ちました。

 え「ホンマにホンマに濃い1年で、いろんなことを経験させていただきました。19歳で、10代ラストだったんですけど、本当に最高の10代ラストを過ごせたんじゃないかと思います。じゃんけんに勝ったことで、いろんな仕事をさせていただいて、それがあったからこそ、今まで以上に夢に近づきたい、もっとこういうことがしたいって言う目標が出てきたんで、このままじゃ終わりたくないなって気持ちは強くなりました。今は大学に一生懸命行ってるんですけど、20歳になって、競馬もできるようになったんで(笑)、自分の個性を生かした仕事をいっぱいしていって、去年を無駄にしないようにしないといけないなって思いますね」

 -上西さんにとって上枝さんは、後輩ですが、キャプテン役としては先輩になりますね。聞いてみたいことなどは…

 け「そうなんですよ。私、副キャプテンとして、自分がまとめてていいんかな?って思っちゃうことがすごいあるんですけど…、えみちはあった?」

 え「ありますあります!メッチャありますよ。特に今、すごい立場なんですよ。チームに先輩も後輩もいて、年上も年下もいて、ちょうど中間というか…。私がまとめていいんかなってすごい思ってたんですけど、でも私がやるしかないんやって思い始めて、吹っ切れたというか…。先輩に怒ったりするのは、まだやり方をつかめてないんですけど(笑)、まあ、私やったらこういうやり方をするなっていう、私なりのやり方で声をかけてみたりとか工夫して。悩んだこともあるけど、自分のやり方でやったらいいや!っていう考えに変わりましたね」

 け「さすがやな~。自分のやり方でやったらええねんな」

 え「逆に、副キャプテンの立場ってどうなんですか?頼ってほしいとか、どういう風に接したらいいんやろって」

 け「私の場合は、さや姉がいるときは支えてあげたいと思うし…。小さいメンバーが多いから、リハ中とかでもすごいしゃべったりするんですよね。さや姉がしゃべってるのに聞いてなかったりとかしたら、『ちゃんと聞いて!』って聞かせたりとか…。どちらかというと、さや姉が中心でみんなをまとめて、私は端から見守る感じ。ただ、さや姉は来れないことも多いんで、来れてない時の話を伝えたりとか。とりあえず、頼られたらメッチャうれしい。副キャプテンって、ここまでやっていいんかな?とか考えちゃったりするし」

 -キャプテン論とは別に、聞いてみたかったことなどはありますか?

 け「私、入ったときからずっとえみちと仲良くなりたくて。えみちみたいなタイプの人が、周りにいなかったんですよ。ずっと笑顔で、全て受け入れてくれそうな雰囲気があるというか。えみちになら甘えられそうやなって(笑)。私、あまり他人に甘えられないんですけど、えみちには包容力というか、暖かいオーラが出てるんで」

 え「うれしいですね~」

 け「きょうだいでも一番上やし、甘え方がわからないんですよね」

 え「私も、『仲良くなりたいねん』ってずっと言って下さってて、私も仲良くなりたいと思ってたし、20歳の誕生日の時にも『おめでとう』って連絡くれたんで、『一緒に飲みに行きたいです』っていう話もしてたし、仲良くなりたいですね」

 -上西さんは、上枝さんのグラビアが大好きということでしたが。

 け「どっちかというと、顔が幼い方なのかなって思うんですけど、それっぽくない体をしてるんですよ(笑)」

 え「それ、ずっと言ってくれますよね(笑)」

 け「めっちゃ清純そうだけど、体はすごい素敵というか、色気があるというか」

 え「どうなんだろう…。ずっとこの顔と体で生きてきてるんで、わからないですけど(笑)、ファンの方にもグラビアをほめていただくことも多いですし、けいっちさんもこう言って下さるんで、そうなのかなって(笑)」

 -逆に、上枝さんから見て上西さんのグラビアは。

 え「一緒に撮影したことあるんですけど、ビックリしました。水着姿のイメージがなかったんですけど、あんなにとは…(笑)」

 -上枝さんは、大学で英語を学んでいるそうですが。

 え「そうなんです。やっぱり英語を話せるようになりたいなって」

 け「大学って楽しそうやね」

 え「楽しいですけど、大変ですよ~(笑)。出席とか、テストとか。実は明日テストなんです」

 け「そうなん!?大変や~。さきぴ(河野早紀)とか見てても、大変そうやもんな~」

 え「普段はネイティブの先生を捕まえて、英語教えてもらったりしてます。英語でLINEとかもしてますよ」

 け「すご~い!憧れるな~」

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