第24回 白間美瑠(下)「次世代」

みるるん(右)とはずっと仲がいいというけいっち
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 NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「みるるん」こと白間美瑠。紙面のテーマは「次世代」でした。

 -お2人は、もう5年近い付き合いになりますが、仲は良さそうですね。

 み「仲いいですよ!」

 け「よく一緒にいますね」

 み「最初の方から…」

 け「あーにゃん(森彩華)が卒業してから、ずっと一緒ですね」

 み「そうやな。ホンマや、ずっとや!」

 -最初は3人だったんですか?

 み「最初は、私があーにゃんとずっと一緒で、あーにゃんが卒業してからはけいっちと…」

 け「最初は、ケンカばっかりだったんですけど、最近はまったくしいひんな」

 み「うん、私が大人になった(笑)。けいっちは最初から大人やったけど」

 -最初はケンカばかりでしたか。

 み「めっちゃケンカ多かったよな。毎日ケンカしてた」

 け「ホンマに。なんであんなにケンカしてたんやろ。私もすぐキレるから…。でも、ホンマ小さいことやったよな」

 み「例えば、前にホテルで同じ部屋になってときに、けいっちが、私の布団に全裸で寝てきたんですよ(笑)」

 け「それは、わざとじゃないんですよ(笑)。ただ単にちょっと腰掛けて…。それは申し訳なかったって思うけど(笑)」

 み「まだお風呂入ってないんですよ!お風呂入ってたらまだいいけど…(笑)」

 け「ビックリするくらいキレられたから、こっちも『何なん!?』ってなっちゃって(笑)」

 み「そこから3日間ぐらい、口聞かんかったよな(笑)。あと、私が、けいっちに似てる動物のことで『デメキン!』って言いまくってたら、けいっちがキレて(笑)」

 -しかし、そこから数年経って、まさか『デメキン』の名でドラマに出ることになろうとは…。

 け「そうなんですよ(笑)。『デメキン』で(マジすか学園4に)出ました。今はデメキンって言われても、別に怒ることもないですけど」

 み「最近はけいっちを怒らせようと思って、いろんなことをするんですけど、まったく怒らなくなって…。それがちょっと悲しいです」

 -例えばどんなことを?

 み「髪の毛を引っ張ったり、蹴ったり…(笑)」

 け「それを怒れって言われながらやられたら、逆に『怒りません』ってなって」

 み「『怒れや!』ってやるんですけどね(笑)」

 け「最近はチームも離れちゃって、一緒にいる機会が減ったから、寂しいですね」

 -1年ほどたちましたが、チームMへの移籍に関してはどうでしたか?、

 み「最初はね、メッチャ嫌って言ってたんです。自分はNやって思ってて、異動するなんて思ってなかったから…。あと、Mは旧メンバーがほとんど残ってたから、絶対なじめへんって思って。でも、今考えたら、Mに来て良かったなって思うんです。Nにいたときは、けいっちとか、(岸野)里香ちゃんとか、さや姉とか、お姉ちゃんメンバーがいて、そのメンバーに任せっきりだったんで、Mに来て、自分が先輩の方になって、どんどん引っ張っていかなきゃいけないっていう気持ちも芽生えたんで…」

 -すぐになじめた感じですか?

 み「そうですね…。まおきゅん(三田麻央)とか、優しかったから、すぐなじめましたね。菜々ちゃんとか、選抜で一緒のメンバーもいたし」

 -それにしても、上西さんと白間さんのケンカというのは、あまり想像できないんですが…。

 け「結構、怒鳴り合いとか、派手でしたよ(笑)」

 -上西さんの、白間さんへの最初の印象はどうでしたか?

 け「最初の印象、か…」

 み「ホンマのこと言うてや!書けへんようなことでもいいから(笑)」

 け「最初は、メチャクチャ焼きもち焼きで…。最初、私、美瑠から嫌われてたんですよ(笑)」

 み「そう、メッチャ嫌ってた(笑)」

 け「ホンマに、しゃべりかけても全然で。『美瑠のあーにゃんを取るな!』って感じで。でも、あーにゃんが卒業してから、東京から新幹線で帰ってて、私が滋賀に住んでるから京都で先に降りる時に、見送りに来てくれて…。窓からずっと手を振ってたりして、メッチャかわいい!ってなって…」

 み「そんなんしたっけ…、したな、したな(笑)」

 け「次の日も、いきなり手にチューしてくれたりして(笑)」

 み「なんなんそれ(笑)、かわいいやん」

 け「で、だんだん『美瑠のけいっち取るな!』みたいに言ってくれるのが、すごいうれしくて」

 み「うーん、やっぱりけいっちを嫌ってたのは、嫉妬の思いは激しかったですね」

 -嫌いだった理由は、森さんを取られるからというだけだったんですか?

 み「そうですね。それだけでした(笑)」

 け「私としては、やっぱり美瑠には特別な感情がありますね。みんな仲いいけど、特に頑張ってほしいというか…。『高嶺の林檎』のときは、美瑠の序列が低すぎて、『もっとここで前に持っていかなあかんやろ!』って、一人で怒ってました(笑)」

 み「ホンマ?うれしい~。泣きそう(笑)」

 け「最近は、ホテル一緒になることもほとんどなくなったんですけど、メッチャ楽やったし…。全然気を遣わなくていいんですよ。他の子と同じ部屋で、先に寝てたりしたら、気を遣って音たてないようにしようとか思うんですけど、美瑠やったら普通に全然気にしない(笑)」

 み「全然気は遣わないですね」

 け「美瑠は結構、素直に思ったことを言ってくれるんです。言いにくいことでも『これヘンやで!』とかちゃんと言ってくれるんで、アドバイスとかもくれます」

 み「アドバイスなんかしてるっけ?(笑)」

 け「くれてるくれてる」

 -逆に白間さんの、上西さんへの最初の印象は?

 み「やっぱり美人やなあって…。でも、最初のころ、順番とか決まってなかったじゃないですか。で、その時はなぜか、けいっちにはまだ勝ってるって思ってて(笑)。でも、どんどんけいっちが目に見えるぐらい自分の前に行くようになって、それでちょっと嫉妬もあったし、あーにゃんのこともあったし、けいっちのこと嫌いって思ってた時期もあったんですけど(笑)、あーにゃんが卒業してからは、もうずっとけいっち。けいっちとしかいれへんかった」

 -どういうところが、一緒にいたくなる理由なんですか?

 み「何でも許してくれることかな(笑)。膝の上に頭置いて寝てたら、他のメンバーだと『重いからやめて!』っていうんですけど、けいっちは何も言わないし、それでよだれ垂らしても『美瑠-!』って言うだけで、それ以上怒らない(笑)」

 け「来てくれる子が好きなんで…」

 み「嫌がるんやけど、うれしそう(笑)」

 け「うれしそうじゃないわ!(笑)この間、顔にチョコつけられましたよ」

 み「ホンマに怒らないんですよ。食べてたチョコをほっぺたにつけたら、それでも怒らないんです。さや姉とかは、しっかり者やから、今でもしゃべるとき緊張するんです。里香ちゃんとかも、結構怖いお姉ちゃんってかんじやけど、けいっちはもう…、ホンマに素晴らしい!大好き!」

 -お互いに、意外だった部分というのはありますか?

 け「美瑠はメンバーの中で、末っ子キャラのイメージがあったんですけど、群れないというか、他人の意見に流されないんですよ。自分の意見をちゃんと持ってて。あと、他人のことを悪く言わないんです。他人のいいところを見つけるのが上手ですね」

 み「自分の意見は持ってるんですけど、発せないタイプですね…。けいっちは、昔は後ろで気持ちを押し殺してるタイプだったんですけど、今は副キャプテンになって、ちゃんと発言して…。苦手なはずなのに頑張ってて、すごいと思いますね。あと、メッチャ負けず嫌い。悔しいことがあったら、すごいわかるし」

 -ということは、今の序列でも、納得は…

 み「絶対納得いってないですよ!」

 け「自分でもわかんなくて。悔しいのかなって…」

 み「見てたらわかるもん!」

 け「これからは、自分でもしっかり悔しさをかみしめて、周囲にも伝えるようにしたいですね」

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