第24回 白間美瑠(上)「次世代」
NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「みるるん」こと白間美瑠。紙面のテーマは「次世代」でした。
-上西さんは以前「私はもう、次世代とも呼ばれないし…」と話しておられましたが… けいっち(以下「け」)「そうなんですよね。だから私は、どんどん美瑠を押し上げていきたいです。あまり前に出て行きたい方じゃないし、美瑠なら支えがいもあるし…」みるるん(以下「み」)「ホンマに言ってる!?」
け「ホンマホンマ」
み「でも私ももう4年以上、先輩としてやってるしなあ。次世代っていうのも、よくわからないところはあんねんな~」
-とはいえ上西さんも、「※AKB調べ」で立て続けにランクインして、グループの顔の1人になっていると思います。
け「どうなんでしょう…。それにしても、へそで1位ってのは驚きました。特に見せたこともないのに(笑)」み「けいっちのスタイルって、やっぱりすごいです。何でも持ってる。おっぱいも持ってるし、顔も美人やし」
-白間さんも、グラビアには定評がありますね。 み「昔から、写真撮られるのは好きなんですよ。写真では、素をちゃんと見せられてると思います。あとは、しゃべりが…。けいっちは、しゃべりうまいんで」け「…(笑)」
み「仕切ったりするのが!(笑)みんなをまとめて仕切ったりするのはすごいうまいんですよ」
-もうすぐこの連載も1年になりますが、何せしゃべれない話ばかりしてきましたもんね…。ただこちらも、本当にしゃべれないと思ったことはないんですが。
け「え~、そうなんですか?」み「賢いもん。頭で考えることができるから。私は考えることができないんですよ」
-賢いかどうかでいうと、たまにすごいことをやっている気もしますが…(笑)
け「そうなんですよね~(笑)」
み「私はもう、ヤバイです。言葉のレパートリーがなさ過ぎて」
-以前、上西さんは、NMBは意外とグイグイしゃべれる子が少ないという話もされてましたね。 け「そうなんですよね~。バラエティーとかで『○○やりたい人!って振られても、誰も手を挙げないことが多くて」」み「うん、多いな」
-白間さんは、昔からあまりしゃべるのは得意ではないですか。 み「そうなんですよ。小さいころから…。お姉ちゃんがメッチャしゃべる方で、私はほとんど言葉を発しない方だったんで、それが出てるのかなって。楽屋でも、あまりしゃべらないし…。誰かに『聞いて聞いて!』っていうしゃべりじゃなくて、ただ変顔してみんなを笑かすとかぐらいで」け「ホンマに、口数が多いわけじゃないんですよね」
-楽屋でよくしゃべる方といえば? み「(吉田)朱里ですね!」け「そうそう。朱里はいつも『聞いて聞いて!今日な~!』って感じでしゃべってます」
-白間さんは次世代の友人が他グループにもできたということですが、上西さんは他グループで仲のいい方はいらっしゃいますか? け「そうですね…。AKB48の倉持明日香さんは、毎回出会ったらあちらから『あ、ぴーなっつちゃん!』って近づいてきて下さいます。あと(武藤)十夢ちゃんとかも、この間ご飯行ったし…。以前、ネクストガールズに入ったときには、同じネクストのメンバーとはPV撮影とかで仲良くなりましたね」 -白間さんは、上西さんをライバル視しているとのことですが、昨年までは、上西さんの方が、いわゆる「序列」では上にいたんですよね。
け「ああ…、『カモネギックス』ぐらいまでは、そうでしたね」
み「やっぱり1期生、けいっちとか朱里とか、ずっとライバルですね」
け「私もNMBの中での順位には、めっちゃこだわってたけど…」」
み「今は?」
け「今はそういうのが全然なくなっちゃって」
み「何でよ!アカンよ!私も去年、色んなことが一気にあって戸惑ったけど、そのチャンスでもっと上に行きたい、頑張りたいって思うようになったもん」
-白間さんにとって、上昇するきっかけになったのは何だと思いますか?
み「何だろう…。やっぱり、じゃんけん大会で大島(優子)さんとじゃんけんしてから、握手会で来て下さる方が急に増えて、頑張らなきゃ!って感じましたね。去年の総選挙のガイドブックに載せていただいたのも、ビックリしました」
-その勢いで、センターまで…。初のセンターはいかがでしたか? み「やっぱり最初、歌番組とかは、緊張しすぎて顔がガチガチでしたね。でも、ちゃんと自信はありました。隣にふぅちゃん(矢倉楓子)がいたんで、負けたくないなって思いも強かったし」
-やはり負けず嫌いで、前に出てきた部分は大きいんでしょうね。上西さんも、負けず嫌いな部分はあるというお話でしたが…。
け「…正直なことを言うと、ずっと位置が変わらないから、それで満足…はしてないけど、安心しちゃってるところがあったんですよ。次にいきなり順番が落ちたりしたら、すごいパニックになるかもしれないけど(笑)」
-白間さんは一度センターを経験しましたが、もう一度あそこに立ちたいという気持ちはあるでしょうね
み「はい!もう一回、次はソロで!」
け「ソロ!すごいな~」
-NMBはこれまで基本、山本(彩)さんと渡辺(美優紀)さんのWセンター体制でしたが、上西さんは、あのお2人はちょっと別格という目で見ていましたね。 み「もう別格!無理!無理って言ったらアカンけど、完璧すぎて…。最強なんですよね。だから、あの2人に対抗しようと思ったら、キャラをしっかりさせないと。私、キャラがないんですよ」け「でも、だいぶできてきたんじゃない?」
-4年近く前に取材させていただいた時は、白間さんは「妹キャラ」だったかと。で、上西さんがキャラがなくて困っていたと思いますが。
み「今はもう、妹キャラじゃないんですよ(笑)。はっきりしたのがないんです。さや姉も、みるきーも、はっきりしてるじゃないですか。そういうのがほしい」
-ご自身では、どういうキャラがいいと思いますか?
み「え~、どういうの?なんなんやろ?わかんないんですよ。ホンマにボヤボヤしてて…。ダンスがキレキレで抜群とかだったらいいんですけど、ダンスも普通やし、歌も普通やし、顔も普通やし、スタイルも普通やし…。全部が普通で、ボヤボヤしてるんですよ、今」 -…普通ではないと思いますけどねえ け「MCのときとかは、だいぶキャラ出てると思うで」み「え~!出てない出てない!」
け「ちょっと、(山田)菜々ちゃんとはまた違う、抜けてる感じというか…。最近も、美瑠のMCいいなって思うもん」
み「私はただ、おバカなだけやから。けいっちは真面目やもんね。けいっちは真面目キャラでええやん」
け「うん、真面目を極めようかな(笑)」
-1人ぐらい、そういう方がいてもいいとは思いますね。もともと、NMBのコンセプトとして、お笑い要素を入れていたわけではなかったと聞きますし。 け「そうですよ!『スター姫さがし太郎』を見ても、秋元(康)さんが、大阪だからってお笑いには持っていかないって話されてたし」」み「そうなん!?でも今、メッチャお笑いやん(笑)」
-白間さんも、バラエティーはあまり得意ではないですか? み「まったく得意じゃないです。なんか、考え込んじゃう。『これ言ったらどうなるかな?』って、先に頭が…。ズバッと自信持っていけたらいいんですけど」け「手を挙げるだけでも、もう心臓が痛い(笑)」
-とはいえ、最近前にきている方々は、グイグイ行く力が強い方が多いのでは。 み「多いですね…。NMBの中でも、(薮下)柊ちゃんとか、グイグイ来るから、すごいな、負けてられへんなって思います」け「なぎちゃん(渋谷凪咲)もそうやし、ふぅちゃんも意外にグイグイ来るもんね」
-すると、昔からそのあたりは悩みながら来たわけですね み「そうなんですよ…。何かもう、バカやのに、何をわざわざ考えてんねんって感じですよね(笑)。すぐ考えちゃうんです。これ言ったら、みんなどう思うやろ、って」 -次世代として定着してきた白間さんが、今年さらにやりたいことはありますか? み「そうですね…。この間のアリーナツアーで、自分の立場っていうのがすごいわかって、今、結構上にいて、自分もNMBの顔になって来てるんやなっていうのを実感したんです。だから、もっとどんどん存在感を出していかなきゃいけないし、自分から進んでいろいろやっていかなきゃいけないって思いました。存在感が出てくれば、キャラも出てくると思うんで」 -そして、ライバル視され、先んじられた形の上西さんとしては…。 け「正直、私、1期やし、もう20歳やし…って感じで、諦めかかっていたこともあるんです。でもそんなの、ただの言い訳やって気づいて。美瑠だって1期やし、さや姉やみるきーも1期だけど、どんどん成長し続けてるから、私だってまだまだ成長しなきゃいけないって思いました。最近、悔しいと思うこともなくなったって話もしたんですけど、『ビジュード』さんのCMとか、やっぱり出たかったし、今年の総選挙でもホンマに頑張りたいし…。2014年が、やっぱり悩み続けた1年だったから、2015年は前だけ向いて、上がっていきたいなって思います」 -そのために、考えていることはありますか? け「やっぱり、テレビの影響力ってすごくて、『※AKB調べ』さんで何度もランクインさせていただいて、握手会に来て下さる方もすごい増えたんで、このチャンスを逃したらアカンと思います」 -そういえば、最近グラビアの撮影は… け「それが、ないんですよ!(笑)」み「そうなん!?けいっちはもっとグラビアやるべきやって。大人の人に言い!(笑)」
-お2人の共演も良さそうですよね。
み「やりたい!雑誌の連載だけやもんな」け「うん、連載には来てくれたけど…」
み「やりたい!」