総選挙特別編「伝えることの大切さ」
６月６日に開票イベントを迎える、ＡＫＢグループの「第７回総選挙」。上西恵さんは今回で５回目の出馬となります。昨年は５９位にランクインしたものの、悔しさを胸に抱え、卒業にまで思いが至ったという上西さん。２０歳を迎え、今年が勝負！という意気込みを、存分に語って頂きました。
－本当に、勝負の時だと思うのですが、改めて、今年の選挙はどういう気持ちで迎えていますか？
「これで、すべてが決まるわけではないけど…、決まってしまうような、そんな気持ちがありますね」
－ある意味、アイドル人生がかかっていると。 「そうですね。自分にとっては、２０歳というのは区切りの年だと思ってるし、次世代と呼ばれることもなく、もう若手でもないので…。もちろん、まだ若いんですけどね（笑）。でも、４８グループ、ＮＭＢの中では若手っていう年齢ではないですし、だからこそ、ここでちゃんと結果を残したいのと、Ｎの副キャプテンとして、引っ張っていく立場になりたいから、そのためにも結果を出したいという思いです」 －昨年を振り返ると、一言で言えばショックだった。 「そうですね。だいぶ…（笑）」 －去年は何位ぐらいを目指していたんですか？ 「アンダーガールズを目指していて、その前の年が４０位だったから、３０位ぐらいに入りたいって思ってました。速報の時点では、前の年がすごかったこともあって、まだ自信あったんですよ。だから本番も、まだまだ呼ばれへんって思ってたら、５８位で呼ばれて…。悔しいとかいう前に、『えっ？』って感じだったんです（笑）。今思えば、やっぱり自分の力不足だったんですけど」 －気持ちの伝え方についても、大いに悩むことになりました。 「そうなんですよ…。速報の後、悔しいっていう思いをいろんなところに書き過ぎたら、やっぱり好意的でない反応が多かったんですね。ああ、感謝の気持ちが足りなかったのかな…って、そこからできるだけ悔しい思いを出さずにいたんですけど、今度は逆に本番で『悔しくなかったの？』『気持ちが伝わらなかった』っていう声を頂いて…。正直、ちょっと迷いましたね。それに加えて、自分の中で、悔しさを認めたくないっていう思いもあって、意地になってた部分もあったと思います」 －その葛藤を結局、半年ほど引きずった。「はい。悔しいってことは誰にも言わなかったし、自分でも認めてなかったんですけど、やっぱりこんなに悔しかったんや…ってことに、改めて気づきました」 －そういった思いを、昨年末からかなり表に出すようになったと思いますが、何かきっかけが？ 「ファンの方にも『熱いけいっちが見られなくなった』ってがっかりしてる方が多かったですし、成人式も迎えるし、新しい年を迎えるにあたって、２０１４年というのが私の中で、満足できない思いが強かったんです。この連載でも、２０１４年をしっかり振り返る機会を作って頂いて、『やっぱりあかんかったな…』と思ったので、２０１５年になる前に、気持ちをしっかり伝えようと思って、年末にああいうブログを書いたんです。それに対する反応がすごく大きかったので、しっかりお伝えして良かったと思ったし、これからも自分の思いをできるだけ伝えようって決めました」 －ファンの方にも、かなり選挙の話題をされることが多いと思います。 「そういう時期ですしね。この間の握手会では、ファンの方の中に『全然気持ちが伝わらない』っておっしゃる方が結構多くて…。やっぱり私自身が、まだ力不足なのかもしれないです。ただ今は、一つ一つの発言に対する反応に、あまり過敏になりすぎないようにしようかなって。反応を追いかけることに必死にならずに、今見て頂けている、ＳＮＳとかの発信を、とにかくしっかりしようかなって。『Ｇｏｏｇｌｅ＋』でも、コメント欄で皆さんのコメントに対するレスポンスをするようにしています」 －伝わらない、ですか…。難しいですね。上西さんの「クールキャラ」が邪魔している部分もあるのでしょうか。 「どうなんでしょう（笑）。実際私、かなり頑固な方で、アドバイスを頂いてもなかなか生かし切れないところがあるんですけど、そういう部分は直したいんですよね」 －では、ファンの方に“最後のアピール”をお願いします。 「総選挙って、私だけが頑張るもの…なのかもしれないですけど、やっぱりそうじゃないと思うし、かといって、ファンの方に全部お任せするものでもないと思うんです。私とファンの方の気持ちが一緒になってこそ、いい結果に繋がるんだろうなって感じたので、今年は、ファンの方のご意見も聞きながら、でも私の意見も聞いて頂きながら、気持ちを１つにして選挙に臨めたらいいなって思っています。目標は、アンダーガールズ。そしてその“前列”になる２４位です。毎日、ファンの皆さんに支えて頂いて頑張っていますが、改めて、よろしくお願いします！」 ※１ 写真で上西さんが持っているメッセージ入りサイン色紙を、３人の方にプレゼントします。はがきに住所、氏名、本コーナーへの感想などを記入の上、「〒６５０-００４４ 神戸市中央区東川崎町１の５の７ デイリースポーツ編集局 ＮＭＢ総選挙プレゼント係」までお送りください。締め切りは６月６日必着。当選者の発表は発送をもって替えます。 ※２ 本記事への添付写真は、上西さんのデビュー当時からを振り返る特集写真です。順番に、デビュー前の京セラドーム初見参、新チームＮ初公演です。写真は随時追加＆変更します。
