第30回 三田麻央(下)「オタク」

 NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「まおきゅん」こと三田麻央。紙面のテーマは「オタク」でした。

 -それにしても、三田さんの守備範囲の広さたるや…。まったく理解できない話題はほとんどなさそうですね。

 ま「そうかもしれないですね~」

 け「そう思います。カラオケ一緒に行ったときも、アニメソングしか歌わんのかと思ったら、いろんな曲も歌えるし」

 -熱しやすく冷めにくいということなんですかね。

 ま「そうなんですよ。冷めにくいが故に、趣味がどんどん増えていって、手に余るというか…」

 け「大変やな~」

 ま「大変なんですよ…」

 -上西さんは、何にハマりそうな予感がありますか?

 け「何だろう…。私、女の子のアイドルも好きなんですよ。だからその辺を調べだしたら、結構ハマると思います。どっちかと言うと、人にハマりやすいのかもしれないですね」

 -話は変わって、お2人は今まで、あまり絡みはなかったように思いますが、最初の印象はどうでしたか?

 ま「本当に優しくって…。やっぱり1期生って、2期生からしたら、壁があるように感じてたんですよ。その中で話しかけてくれたのはけいっちさんやったし、人を見ているというか、気遣ってくれてるなって印象がありました」

 -2期生は1期生の約半年後に加入しましたが、最初は距離感がありましたか。

 ま「ありましたよ!すごく怖かったし(笑)。それは良い意味でなんですけど、先頭を切って走ってる先輩だったから、早く追いつきたいという思いもあったし、追いつけるのかなっていう不安もあったし…。雲の上にいて、私たちはずっと手を伸ばしている存在で。その中で、振り向いてくれたのがけいっちさんでした」

 け「私は…、まおきゅんは最初、ブログがすごい注目されてたんです。みんなとは違うブログを書くんで。その中で、メイドの衣装を着て写真撮ってたよね?」

 ま「あー、はいはいはい!」

 け「それ見て、すごいかわいいって思って」

 ま「…恥ずかしい!(笑)」

 け「やっぱりちゃんと個性を出せてるのはすごいなって思ってました」

 ま「もともと文章が好きだったのもあって、ブログに興味はあったんです。で、書いてみたら結構ウケて、でもそのころはまだアイドルに媚び売ってた時期でもあって、ちょっとメイド服とか着てみたり…。猫かぶってましたね(笑)」

 -その中で、自分でスタイルを変えようと思った転機がありましたか。

 ま「ありましたね。このままアイドルアイドルしてても、自分が苦しいだけだと思って…。チームMになったときに、キャラクターというか、個性というかが問題になって、みんながぶつかってたMの中で、自分はどういう個性を出そうかって考えたら、好きなのはやっぱりアニメで、出していっていいのかな…と思いながら出していったらウケたというか」

 

 -Mの結成当時は、やはりみんな戸惑いがありましたか。

 ま「そうですね…。やっぱりどうしても、1期生と2期生の間に壁はあって、最初は全然面白くなかったし、個性もなかったし…。今だから言える話なんですけどね。今はすごい仲いいし、逆にようこんだけ仲良くなったな、ってメンバーでも言い合ってます」

 -なるほど…。これからお2人でやってみたいことなどはありますか?

 け「え~、何やろ?

 ま「何でしょうね…。少女漫画が好きだということなんで、2人で本屋に行って、けいっちさんに合う本を選んでみたいとは思いますね」

 け「あ~、選んで選んで!」

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