第28回 渋谷凪咲(上)「ラジオ」
NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「なぎさ」こと渋谷凪咲。紙面のテーマは「ラジオ」でした。
-上西さんは以前、新パートナーは「ツッコミができる人がいい」とおっしゃっていましたが…。 けいっち(以下「け」)「そうですね。私と全然違うタイプがいいなと思ってたんですけど…」なぎさ(以下「な」)「私、全然ツッコミできなかった(笑)」
け「でも、なぎちゃんで良かったです。私、場を和ませることとかできないから、なぎちゃんはホンマそれが上手で…」
-皆さんは、世代的にもそんなにラジオを聞いて育ってきたわけではないと思います。 け「でも、車の中でお母さんもよく聞いてたし、家にいるときもラジオをかけてましたね。お父さんも、滋賀の地元のラジオが大好きでしたし、結構聞く方だったとは思います」な「うちは、お母さんがラジオ大好きで、小籔(千豊)さんの番組とかいつも聞いてたんです。だから私もラジオ好きでしたね」
-自分たちの番組として、どんな色を出していきたいと思いますか?
な「色か…。何というか、聞いててクスッと笑っちゃったりとか、ホッとするような、毎回土曜日が楽しみやなって思ってもらえるような番組にしたいですね」け「私は、聞けるときはリアルタイムで番組聞くんですけど、よくニヤッとしちゃうんですよ。そんな感じで、聞いてる方に楽しんでもらえたらと思いますね」
-収録には、いろいろ考えて臨むタイプですか? け「そうですね。例えば、前の回が盛り上がりが今ひとつだったり、しゃべれなかったりしてたら、次の回は西森さんに突っかかっていったりしてみようかなとか、考えてますね」 -ラジオは素が出るというお話でしたが、言うつもりがないのに思わず言っちゃったことなどはありますか?
け「私は…、前にお便りで『誰の胸が一番きれいですか?』って聞かれて、『(吉田)朱里かな…。色がきれいで』って答えちゃって。肌が白いっていう意味で言ったんですけど、ファンの方には『色とか言っていいの?』ってツッコまれたり(笑)」
な「うわ~!(笑)私は…、ありそうですね。私よくいろんな事言っちゃうんですけど、自分で気がついてないところがあるんで、危ないようなことは言っちゃいます」
-若い世代にラジオを聞いてもらうには、どんなアピールをしたらいいと思いますか?。 な「ツイッターとかSNSは、若い方たちが見て下さるじゃないですか。だからいつもけいっちさんと頑張ってアピールしてます」け「そうですね。暇だからちょっと聞いてみようかな、とかでも思ってもらえたらうれしいですね」
な「あと、握手会が土曜日にあったら、その時にアピールして、日曜日に感想を聞かせてもらうっていうこともあります」
-ラジオでのトークが、握手会などに影響することもありますか。
け「めっちゃあります!西森さんとの会話を再現する方が多いですね。『あれ、今井くん?』とか(笑)。やっぱり、トークの勉強になることは多いです。知らなかったことを教えていただいたり、面白いことを言ってもらってるのに知識のなさで気付かないこともあって、『わかってないな~』とか言われることも(笑)」
-ご家族や友だちでも聞いてる方はいらっしゃると思いますが、反応などは? な「お母さんがいつも聞いてくれてるんですけど、いつも感想を言ってくれるんですよ。小籔さんのラジオの話とかもしてくれて、『小籔さんのラジオでは、自分のことを話してたりするのが面白いから、自分のこと話してみたら?』とか、アドバイスもくれます。あと、番組の中の対決ネタを考えてくれたり…。ゴーストライターでもあるんです(笑)」け「私は最近、ラジオで“下ネタキャラ”みたいになってるんですけど、この間滋賀に帰った時に、お母さんに『いつもあんなん言わされてんの?』って聞かれて(笑)『そんな変な気持ちでは言ってないよ』って答えといたんですけど…。下ネタは、握手会でもめっちゃイジられますしね(笑)」
-今後はこんな感じの番組をやってみたい、というのは…。 け「私は音楽が好きなんで、私がMCで、ゲストを呼んで、ゲストや私の好きな音楽かけたりとか、してみたいですね」な「私は、メンバーとか芸人さんとかで、特にお題もなく、ひたすらフリーでいろんな話が飛び交うような、楽しいラジオがしたいですね」
-ラジオのレギュラーを持っているというのは、やはり大きいですか? け「そうですね。この番組をやらせてもらってるおかげで、この間『オールナイトニッポン』に初登場で仕切りだったんですけど、落ち着いてできました」な「ラジオは、何て言うか、紙(台本)にいっぱい書いてるじゃないですか。それを読むのが苦手で、『今どこしゃべってんのやろ?』とかなっちゃってたんですけど、レギュラーでやっていくうちにそれも慣れてきて、芸人さんとの会話が弾んでいくうちに、自分が話せるタイミングを見計らったり、すごく勉強になるなって思います。あとやっぱり、言葉を飾らずに、思ってることを全部言えるのはいいですね」
け「テレビと違って、声だけに集中してもらえるので、声で聴かせることができるなって思いますね」
-お2人のコンビというのは、タイプは違うそうですが、お互いにいかがですか? な「けいっちさんは、すごく先輩の中でも話しやすくて…。けいっちさん、ホンマはめっちゃ面白いんですよ。すぐ怒ったり(笑)。けいっちさんのクセがいっぱいあって、私はそれを見るのが好きなんです。だからけいっちさんと一緒のラジオって聞いた時はうれしかったですね」け「そうそう、怒ると震えるとか…(笑)」
な「けいっちさんとは、いつも『話さないと!』っていう感じの間柄でもないんで、普通にいるだけで落ち着けるんで、変に気負わずにいられて、自分らしさも出せるので、素晴らしいですね」
け「ラジオ前から、結構しゃべってたよね。すぐ私のマネとかしてくるんですよ。あと、私が何されてもあまり反応示さないから、痛いことしてきたり(笑)。最初は、これはホンマもんの天然なのか?って思ったんですけど、選抜のアンダーとかでも出るようになって、ホンマにこういう子なんやってわかって…。昨日もりぽぽ(小谷里歩)と話してたんですけど、「凪咲ってホンマにいい子よな~」って。イヤなところがまったくないですね。
な「え~!うれしい!」
-最初は、それほど話す方でもなかったとか。
な「最初はあまりしゃべれなかったですね。機会がなかったんで…。選抜で一緒になっても、メンバーもたくさんいたし。でもけいっちさんは、NMBで一番いい人だって聞いてて、そうなんだろうなって思ってました」け「『僕らのユリイカ』のときに、アンダーで出てて、泣きながら練習してたのがすごい印象的なんです。研究生として公演とかライブとかもあったから、忙しかったと思うんですけど、ずっと練習してて、ホンマに偉い子やなって思ってました。3周年の大阪城ホールでのライブでも、誰よりも早く来て、鏡の前で練習してたり…。リハとかでも、一番目が行く1人ですね。」