第26回 太田夢莉(上)「選抜総選挙」
NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「ゆーり」こと太田夢莉。紙面のテーマは「選抜総選挙」でした。
-太田さんは、前回取材させていただいたのは2年ほど前ですが、ずいぶん雰囲気が変わりましたね…。 ゆーり(以下「ゆ」)「はい、よく言われますね」けいっち(以下「け」)「うんうん、すごい大人っぽくなったよね」
-上西さんは以前、NMBが総選挙で苦戦する理由として、あまりアピールが上手ではないというか、グイグイいけるメンバーが少ないとおっしゃってましたが… け「そうなんですよね。それが難しいと思います」ゆ「私も、ファンの方に気持ちを伝えるのが苦手なタイプで、感情が見えないってよく言われるんですよ。だからもっと、悔しいとかそういう気持ちを表に出せるようにしたいです」
け「出し過ぎても大変やしね…」
ゆ「そうなんですよね。出し過ぎても引かれちゃうし…」
-「総選挙」というシステム自体については、どう思いますか? ゆ「争いごとはあまり好まなくて…(笑)。ファンの方の投票で順位がついてしまうというのは、悲しいというか、複雑ですね。自分がいい結果ならすごいうれしいですけど、結果が出なかったらしばらく落ち込むじゃないですか。残酷だなとは思いますね…。でも、良い方に考えれば、ファンの方と一体になって頑張れる、1年に1度のチャンスだなとも思うんです」け「やっぱり私としては、選挙の結果が自分に対する評価だと思うから、去年は58位という結果をいただいて、これが今の自分なんだって思って、ちょっと落ち込んだ部分もありましたけど…。総選挙がすべてではないですけど、やっぱりそれだけのイベントだなとは思いますね」
-太田さんは今のところ、NMB選抜の中で、ボーダーラインというポジションでしょうか。 ゆ「そうなんです。いつ落ちてもおかしくないので…。もし選抜の人数が16人に戻ったら、確実に落ちるんで」け「そんなことないって(笑)。でも私も、選抜内でのポジションが固定されてきてるんで、そこからちょっと抜け出したいなという思いはありますね」
-お2人は、チームNになるまではあまり接点がなかったようですが…。 ゆ「「そうですね。Nになるまではあまり話したことなかったんですけど、Nになってよく話すようになって…。恵ちゃんがいてこそのチームNですね。レッスンのときとか、公演のときとか、いつもみんなのことをまとめてくれてて、常にメンバーのことを考えてて…。私とか、後輩メンバーが浮いちゃったりしたときでも、欠かさずフォローしてくれて、素敵です。メンバーのことを、性格とかもすべてわかった上での対応をしてて、すごいなって思います」け「うれしい…。ゆーりちゃんは、Nでは最年少メンバーの1人なんですけど、しゃべっていくうちに、すごいNの事を考えてくれてるのがわかるし、反省会とか、ざわざわしてることが多くて、私が『みんな聞いて!』って言っても、ざわざわしてて…。そういうときにゆーりちゃんが言いにくそうに『みんな、聞いて…』って言ってくれたことがあって、めちゃくちゃうれしかったんです。同期とかが『みんな聞きや!』って言うんじゃなくて、先輩もいる中で、自分から言ってくれたりとか、よくLINEもしてきてくれるんですよ。チームのことについて『私はこう思うんですけど』みたいこととか。あと、パフォーマンスも大好きで、とにかく一切手を抜かないし、表情もすごく目を引くし…。最近かなり見つかってきて、うれしいですね。私としては、もっともっと前に出てくるべきメンバーだと思います」
ゆ「恵ちゃんって、ついつい心を開いてしまうオーラがあるというか…。恵ちゃんと(山本)彩さんって、ちょっと似てるところがあるというか、目力がすごくて、全部見透かされてる気がします(笑)」
け「よく相談とかしてくれて、うれしいんですけど、私はうまく返せないというか、求めてるコメントを返せないから…」