第25回 須藤凜々花(上)「哲学」
NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「りりぽん」こと須藤凜々花。紙面のテーマは「哲学」でした。
-上西さんが“獲得”してきた須藤さん。ドラフト当時に配られた資料では、だいぶ変わった方だとのことでしたが…。 けいっち(以下「け」)「はい、変わってました(笑)」りりぽん(以下「り」)「へー、そんな書かれてたんですか」
け「『言われたい言葉は“雌豚”とか。先生が書いてたんですけど」
り「…そんなの、書きますかね、普通。絶対書かれないと思ってたのに、まさか書かれてるとは」
け「あとは、女の子×女の子の話が好き、系なことも書いてあって…」
-それに関しては、上西さんも一時期…。
け「ちょっと、何でですか!(笑)確かに、噂はありましたけど…。あとは、ダンスのこととかが書かれてましたね」り「ダンスは、ヤバイっすよ(笑)。歴代最強レベルに」
-須藤さんは自分自身、ちょっと独特だと思っていましたか? り「そうしようとは思ってました。やっぱり、見つけてもらわないといけないから、なるべく他人とかぶらない位置に常にいようと思ってたんですけど、普通に行動してたらそうなっちゃいました」 -ドラフト当時は高校生でしたが、高校でも「変わった子」ポジションでしたか?
り「そうでした。すごい優等生だったんですけど、本当は超ふざけたい人だったんで、急に突拍子もないこと言ったり」
け「言ってそう(笑)」
-普段お2人では、どんな話をしますか? け「普段は…、結構、チームのことに関してとか話しますね。りりかって、メッチャ意見がちゃんとしてるんですよ」 -須藤さんの人生哲学は「好きなようにやる」ということですが、この大所帯でそれを貫くのは大変ではないですか? り「いつも怒られてます(笑)。思ったらすぐやっちゃうし言っちゃうんで、SNSとかでもやらかしちゃうんですよね…。何かが頭に浮かんだら、放っておけないというか」け「すごいなあ。私は何か頭に浮かんでも、あまり興味が続かないんですよね…」
-ちなみに、上西さんが興味があることって何でしょう? り「うんうん、気になります!」け「それが…、この間、チームNの何人かで焼肉食べに行ったんですけど、そこで『メンバーの誰と仲がいいの?』って聞かれて、いなかったんですよね。(川上)礼奈は置いといたとして…」
り「うどん先輩置いとくんですか(笑)」
け「別に、誰とでもしゃべるし、普通なんですけど、特にこの子と!っていうのがなくって。そしたらさや姉(山本彩)に『あんまり他人に興味がないんじゃない?』って言われました(笑)。音楽とかには興味があるんですけど」
-「普通に生きたい」とか、以前おっしゃってた「他人と話さない人生を送りたい」というあたり、どこか心を開ききれないところがあるんですかね。 り「面白い(笑)」け「確かに…。傷つくことを恐れて、あまり何もできないタイプなんです。実は礼奈以外、自分からご飯に誘ったことないんですよ。結構行くことは多いんですけど、いつも誘ってもらってて」
り「その感覚、なんとなくわかりますね」
-須藤さんは1人暮らしになって、いろいろ考える時間は増えたかと思うんですが。 り「そうですね。寝る前とか覚醒して、寝られなくなっちゃいます。小さいころから、何か疑問がわくと、すぐに解決したくてしょうがないから、誰かに聞いて回ったりしてました。自分で辞書も作ってましたね」 -自分で辞書? り「途中で、普通に辞書使ったらいいじゃんって気付いたんですけど、辞書から自分の知らない言葉だけを抜いて、自分用の辞書を作ってたんです」け「賢いなあ…」
-須藤さんは哲学だけではなく、学校の勉強も得意だったということですが…。
り「そうですね。頑張りました」
け「すごいな~。私はホンマ勉強ができないから」
り「けいっち先輩に勉強なんかいらないですよ。すごい頭がいいですもん。SNSとか読んでると、全方位に気が配れてて」
け「いろいろ難しい経験もしたからね…」
り「私もだいぶ成長しましたよ。最初は書くたびに炎上してましたから。ドラフト候補生のブログでも、4回炎上しましたもん(笑)」
け「そやな~。してたしてた。大変やったな(笑)」
り「挑発的な文章を書いちゃったりするんですよね…」
-そういった経験も、すべてが哲学なのかもしれませんね…。 り「そんな気がします(笑)」