１人語り特別編（上）「躍進の上半期」
ＮＭＢ４８・チームＮの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回はけいっちが、苦しんだ昨年を乗り越え、勢いに乗りまくった２０１５年上半期を振り返りました。
－まず総選挙から。３６位という結果ですが…、正直、いかがでしたか？
けいっち（以下「け」）「あのときは、フューチャーガールズのあたりではまだ余裕があったんですけど、ネクストガールズに入ってすごく緊張して、呼吸が荒くなって…（笑）。『まだ呼ばれないで！』って思ってたんですけど、３６位で呼ばれて、とりあえず、ちゃんと笑顔でおじぎしようと思って、したんですけど、悔しくて悔しくて…。やっぱり、まだＮＭＢのメンバーもめっちゃ残ってたし、特に私の直後にれいにゃん（藤江れいな）とみる（白間美瑠）が呼ばれたから、あともうちょっとやったやん！って思いました。目標としていた２４位にもまだまだで、アンダーガールズにも入れなかったし、速報よりも下がっちゃったし。でも、すぐにすごいことやなって思えたんですよ。順位も票数も去年よりめっちゃ上がってるし、今の自分にはここがベストの位置なんだって感じたので、すごくプラスに、これをチャンスに頑張ろうという気持ちになりました」
－確かに、最初ははっきりと悔しそうでしたね。 け「ホンマですか！？（笑）やっぱり出ちゃったのかな…」 －最後、ＮＭＢの２人に抜かれたのは、やはり悔しいですか。 け「そうなんですよね…。あともうちょっとでトップ３やったのに…とは思いましたね。以前ほどＮＭＢの中での順番にこだわりはないんですけど、やっぱりそういう位置が見えちゃうと」 －今年は、かなり「言いたいこと」をしっかり言ったことが良かったのではないかとも思います。 け「去年は正直、悔しくても一切それを出さんとこうって決めてて、スピーチでも作ってきた文章をそのままスラスラっと言っただけで、やっぱりあまり気持ちを込められなかったところがあったんです。その後、カメラさんとかが来て下さっても「いや、全然…」みたいな感じで。（薮下）柊ちゃんとかは、裏で泣いちゃってたんですけど…。今年は、素直な気持ちが出せましたね。 －総選挙までの間にも、だいぶ気持ちを出していたように見えました。 け「そうですね。去年いろいろ失敗したというか、停滞した部分があるので、今年は絶対に…。『必死かよ！』みたいに言われたりもしましたけど、気にせず（笑）。必死ですもん、やっぱり」 －上西さんがそうやって結果を出したのを見て、刺激されて積極的になった方もいるようですね。 「本当に…。ガツガツやらなくても人気が出る子はいいけど、それで無理なんだったら、やっぱり自分のできることを積極的にやった方がいいですよね」 －改めて、ファンの方に御礼メッセージなどを。 け「ホンマにやっぱり、何回考えても、ＣＤを買って下さるだけじゃなく、開封して、中身を出して、細かいシリアルを打ち込んで…というのがすごく大変だったと思うんです。それを私のために、寝ずにやって下さった方もいらっしゃって…。それなのに去年、あんなに心のこもらないスピーチをしてしまったので、ホンマに申し訳なかったって痛感しました。今年は、私が本気になったからこそ、皆さんも本気になって下さったのがすごくうれしくて。同じ気持ちで総選挙に臨んで下さって、自信やチャンスを下さって、本当にありがとうございますっていう気持ちですね」 －今年は“追い風”が多かったと思います。特に「７５５」の写真集対決は…。 け「そこで熱くなったから、総選挙でも頑張る！って言って下さったファンの方も多かったですね。それに、こんなにも、ファンの方も、メンバーも、スタッフさんも応援してくれるんやって感じて、すごくうれしかったし、自信もついて、いい企画でした。やってるときは正直、しんどいなって思った時もありましたけど…（笑）、終わってみると、やって良かったなって思います」 －最終日の大逆転劇はすごかったですね。 け「はい！お仕事からの帰り、バスの中で見たら、急上昇ランキング１位になってて、ファンの方がめっちゃ頑張って下さってるのを感じて、逆転できるかもって思ったんです。最後の方は（川上）礼奈に『これ１位いけるやんな！』って話しまくって…。もう震えるし、涙でるし、すごかったです。興奮しましたね…」 －あの時が、上西さんが“解き放たれた”というか、ストレートに気持ちを出すきっかけにもなったかと思います。 け「そうだと思いますね。あとはさや姉（山本彩）、みるきー（渡辺美優紀）や、ゆきりん（柏木由紀）さんまで…。いろんなメンバーが次々に応援してくれたのが、何よりうれしかったですね」
