七之助の同級生・松潤もショック
今月5日に急性呼吸窮迫症候群のため、57歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さんの通夜が10日、都内の自宅で営まれ、嵐の松本潤(29)、女優・宮沢りえ(39)、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(76)ら、関係者700人が参列した。
次男・中村七之助(29)の高校の同級生という松本は「僕らにも分け隔てなく、息子のようにかわいがってくれた。本当にたくさんのことを教えてくれたし、時には厳しくしかってくれたこともある」と“芸能界の父”との別れに瞳をうるませた。
勘三郎さんは生前、嵐の公演を見て、ファンサービスを追求する姿勢に感激。それ以来、松本を“ライバル”と評していたという。松本は「『全く違う世界だけど、みんな一緒だよ。頑張れ』と優しく声をかけてもらった」と年上の好敵手から激励されたことを懐かしそうに明かした。
自宅1階に安置された勘三郎さんのひつぎには、大好物だったカレーライスと赤ワインが供えられた。国際派だった勘三郎さんらしく、訃報が掲載された米紙「ニューヨーク・タイムズ」や、海外公演地からのお悔やみメッセージも置かれた。遺影は09年10月に長男・勘九郎(31)が結婚式を挙げた際に撮影したタキシード姿という。
密葬は11日、午前11時から自宅で行われる。