西田敏行 私のスーさんが逝きました
映画「釣りバカ日誌」シリーズで、22年間にわたり三国連太郎さんと共演し、「ハマちゃん・スーさん」の名コンビを演じた俳優・西田敏行(65)は15日、ファクスで追悼コメントを寄せ「私のスーさんが 逝きました」と悲しみをにじませた。
西田は「いつかこんな日が来ると覚悟はしていたものの、現実にその時が来たと知らされると、にわかには信じられません」と悲痛な思いを明かし、「三国連太郎氏が、日本の映画界に残された功績は、計り知れないものです。関わられた、どの作品も日本の名作です」とたたえた。
「釣りバカ」シリーズでは、1988年の第1作から2009年の最終作まで全22作で共演。2人が織り成す笑いあり、涙ありのドラマは、長きにわたってファンを魅了し続けた。09年、最終作のクランクアップ時には、三国さんは「随分と長いつき合いになっちゃったね」と西田に敬意を表していた。
西田は「22年間ご一緒できた事は私の誇りであります。スーさんお世話になりました。そして心からありがとうございました」とかけがえのない“相棒”の死を悼んだ。