野村将希、故相澤会長に“恩返し唱”
俳優で歌手の野村将希(60)が25日、悲しみをこらえ、埼玉・飯能市で新曲「冬花火」のキャンペーンを行った。23日に育ての親である所属事務所「サンミュージック」の相澤秀禎会長が83歳で死去。野村は、俳優・森田健作(現千葉県知事)に続く、同事務所の第2号タレントとしてデビューしており、イベントでは、新曲に加え、会長との思い出が詰まったデビュー曲「一度だけなら」も熱唱して死を悼んだ。
亡くなる数日前に会長を見舞った際には「オレはもうダメだから。医者に楽に逝かしてくれとお願いした」と明かされたといい、「覚悟はしていたのでね。でもさみしいよ」と話した。
会長からは同時期にデビューした、にしきのあきらと比較され「お前はルックスで負ける。歌で勝負しろ」と指南を受けたという。米国留学、水戸黄門の飛猿役、肉体派路線と節目で道を示してくれた恩師に感謝した野村は、「表に出せないけど会長にはオレが一番、面倒をかけたんだ。頑張って恩返ししなければ」と誓っていた。