山田監督 すまさん哀悼…大好きな俳優
山田洋次監督(82)が9日、肝臓がんで78歳で亡くなった俳優・すまけい(本名・須磨啓)さんを「大好きな俳優の一人。いなくなるのはとても悲しい」とすまさんの死を悼んだ。
自身の監督作品への出演を振り返り、「寅さんには4、5回出てもらった。あの人が出ると映画全体が温かくなる。ユーモラスで優しい。得難いキャラクター」と語り、かけがえのない俳優だったことを明かした。
また「長い間、色んな病気を抱えて辛い思いをされたと思う」と気遣い、「素敵な日本人を演じることのできる最後の俳優と思うぐらい、好きでした」と偲んだ。
この日、山田監督は大阪市内で、最新作「小さいおうち」(来年1月25日公開)のPR会見に、主演の松たか子(36)、倍賞千恵子(72)と登場した。