たかじんさん死去…地元大阪も泣いた

 歯に衣着せぬ発言で人気を博し、「関西の視聴率男」との異名をとった歌手のやしきたかじん(本名・家鋪隆仁=やしきたかじん)さんが3日、死去していたことが7日、分かった。64歳。2012年1月に食道がんを公表していた。

 「歯に衣(きぬ)着せぬ語り口が好きだった」。人気タレントで歌手のやしきたかじんさんの訃報が伝えられた7日夜、出身地の大阪では驚きと悲しみ広がった。

 たかじんさんがよく訪れたという大阪・キタの歓楽街、北新地。カラオケスナックを15年以上続ける女性店主は「このところ、北新地に飲みに来ているという話を聞かなかった。とうとうですか」と肩を落とした。

 食道がんの治療後、昨年3月にいったん芸能活動を再開したが体調不良を訴え、同年5月から再び活動を休止。

 友人と大阪・ミナミにいた大阪府東大阪市の男性会社員(40)は「そんなに悪かったんですか」と驚きを隠しきれない様子で語った。関西ローカルのテレビ番組の司会などでも大阪の人々に親しまれたたかじんさん。男性会社員は「ずばっと言い切ってくれる人だった。これからも番組は続いてほしい」と悼んだ。

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