たかじんさんお別れの会 豪華な発起人
1月3日に亡くなった、歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)のお別れの会が、3月3日に大阪市のリーガロイヤルホテル大阪で行われることが11日、同会の実行委員会から発表された。生前親交のあった安倍晋三首相(59)、橋下徹大阪市長(44)、ビートたけし(67)、秋元康氏(55)、星野仙一監督(67)らそうそうたるメンバーが発起人となっている。
「TAKAJIN MEMORIES 2014 あんたのことが ICHIZUに やっぱ好きやねん」と題したお別れの会。発起人には、たかじんさんの交友の広さを物語るように、政界、芸能界、スポーツ界などを代表する人々が名を連ねた。
安倍首相は、たかじんさんの冠番組にたびたび出演するなど親交が深かった。首相が自民党幹事長のときに、「いつか一緒に温泉に入ろう」と話し、前回の首相辞職後に約束を果たしていた。たかじんさんの死去後、首相は自身のフェイスブックで「政治的に尾羽打ち枯らした状況の私を誘って頂いたのはたかじんさんの気遣いだったと思います」と当時を振り返り、「本当に悲しい思いです」としのんでいた。
首相が会に出席するかどうかは、同委員会は「明らかにできない」としている。
お別れの会は、リーガロイヤルホテル「光琳の間」で開催。2部制で行い、午後1~3時までの第1部は、ファンら一般の弔問客が献花。祭壇の前に献花台を設けるほか、モニターを設置し、たかじんさんの出演シーンを流す予定という。
午後6時からの第2部は、たかじんさんにゆかりのある関係者のみが集まり、故人をしのぶ。実行委員会によると、テレビ中継はなく、内容は未定としている。