アントニオ猪木（７１）のモノマネで知られ、３日に肝硬変のため４７歳で亡くなったお笑いタレント・春一番（本名・春花直樹）さんの葬儀が１０日、都内の斎場で営まれ、爆笑問題、布川敏和（４８）、松村邦洋（４７）ら約５０人が弔問に訪れた。

　参列者によると、遺体には、モノマネのときに愛用していた茶色のガウンがかけられ、首には赤いタオルが巻かれた。体調を崩してから節酒していた春一番さんのため、妻・綾さんが遺体にバーボンウイスキーをかけ、参列者たちも春一番さんに飲ませたという。

　最後は綾さんが、春一番さんをまねて「今日も負けてしまいましたが、気持ちよくやらせていただきます。ご唱和ください。１、２、３、ダー！」とかけ声を上げ、全員で拳を突き上げた。

　２０年以上前からの飲み仲間だった布川は「あっちの世界に行ったら、思う存分、休肝日なしで飲んでほしいと思います」と友をしのんだ。