黒木瞳 渡辺淳一さんは「学校の先生」

「渡辺淳一さんお別れの会」に出席した黒木瞳=東京・帝国ホテル(撮影・佐々木彰尚)
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 今年4月に前立腺がんのため80歳で亡くなった作家の渡辺淳一さんのお別れの会が28日、都内で行われ、女優の黒木瞳(53)、俳優の津川雅彦(74)らが別れを惜しんだ。

 映画「化身」(1986年)や大ヒットした映画「失楽園」(97年)に出演した黒木は「私にとっては高いハードルを与えてくれる学校の先生のようでした」と振り返った。宝塚歌劇団を退団後に出演した「化身」で大胆なぬれ場を、「失楽園」では命をかけた究極の愛を演じた。渡辺文学が2度の大きな転機となっただけに「“ありがとうございます”も“さようなら”も言えませんでしたが、感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。

 また、映画、ドラマで合計11本の渡辺作品に出演した津川は「一言、お恨みを申し上げました。11本も出てるのに1番大ヒットしてる『失楽園』にだけ呼ばれてないんですよ」と笑わせた。

 ほかに、女優の三田佳子(72)、川島なお美(53)、名取裕子(57)、俳優の豊川悦司(52)、歌手・八代亜紀(63)、作家・北方謙三氏(66)ら約900人が出席した。

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