美川憲一、中川博之氏お別れ会で涙弔辞
6月11日に肺がんのため亡くなった作曲家・中川博之さん(享年77)のお別れ会が30日、都内で営まれ、歌手の美川憲一(68)、作曲家の平尾昌晃氏(76)ら1000人が参列した。代表曲「さそり座の女」が中川さんの作品だった美川は、「先生の歌をたくさん大切に歌ってきて、『さそり座の女』との出会いで、今の自分があると思います」と涙の弔辞をささげた。
今年が作曲生活50周年だった中川さんの人生を表すように、祭壇は音符でかたどられた。自身もデビュー50周年の美川は、昨年11月に中川さんと最後に会った際、「来年は美川も僕も50周年だ」と言葉をかけられ、祝賀会を約束したことを告白。会場はお別れ会と同じホテルを予定していたといい、「スケジュールを空けてたのに…残念です。悔しいです。さみしいです」と無念さをにじませた。
また、前所属事務所から起こされた損害賠償請求訴訟にも言及。「示談?そういう気持ちはないです。向こうがキバを向けたのだから」と胸中を明かした。