健さん遺作14%!追悼番組が高視聴率
日本を代表する俳優・高倉健さんが10日に悪性リンパ腫で死去していたことが18日に明らかになってから1週間がたち、各局で放送された追悼特別番組の視聴率が25日、明らかになった。NHKのドキュメンタリーが高視聴率となったのをはじめ、健さん主演の映画など、追悼番組は軒並み好視聴率を記録。お茶の間も健さんへの別れを惜しんだ。(数字はビデオリサーチ関東地区)
男の中の男、日本人の美徳を体現した人物、銀幕の大スター…と日本人に最も愛された俳優。生き様に迫るドキュメンタリーが大きな関心を集めた。NHK「クローズアップ現代」(20日、後7・30)が14・2%、「NHKスペシャル 高倉健という生き方~人生を語った10時間」(23日、後9・00)は13・5%、再放送「プロフェッショナル仕事の流儀 高倉健スペシャル」(24日、前8・15)も13・4%を記録するなど、軒並み好視聴率となった。
日曜の夜には銀幕の健さんの勇姿をもう一度目に焼き付けた。2012年8月に公開された、健さんの最後の主演映画「あなたへ」(テレビ朝日系、23日、後9・00)は14・0%の高視聴率を獲得。
フジテレビが21日に放送した83年公開の映画「南極物語」(後7・57)は、裏番組が「千と千尋の神隠し」だったため9・2%。テレビ東京が2日連続で放送した映画「網走番外地 北海篇」(19日)、「網走番外地 南国の対決」(20日)は平日昼間ながらそれぞれ3・8%、4・8%を獲得。女優・荻野目慶子らがゲスト出演したフジテレビ「高倉健さん83歳逝く…不器用な男の銀幕伝説」(21日、後7・00)は8・3%だった。