サブちゃん「とてもいいヤツが…」
菅原文太さんが亡くなったことを受け、1日、高倉健さんに続く、昭和を代表する映画スターの訃報に、芸能界はまたも悲しみに暮れた。歌手の北島三郎(78)は、都内で営まれた作曲家・遠藤実さんの七回忌法要に出席し、菅原さんについて「とてもいいヤツが逝っちゃったと思うとさみしい」と天を仰いだ。
70年の映画「新兄弟仁義」で初共演し意気投合。兄弟分の役柄同様、プライベートでも「兄弟!」と呼び合う付き合いだった。
文太さんが3歳上だが、お互い何でも言い合った。84年の映画「修羅の群れ」のロケ中、文太さんが監督に意見したことで撮影が長時間ストップ。たまりかねて「いいかげんにしろ!日が暮れる」と一喝すると、文太さんも「わかったよ」と折れ、撮影が進んだこともあったという。
最後に会ったのは「3、4年前」だった。「少し前にテレビ番組で見て、少し痩せたなと思った」と心配していたという。
高倉健さんに続き、またも映画で共演したスターが天国へと旅立った。「大好きな映画を、酒を、いっぱいやってきたので、向こうでも仲間と楽しんでいるでしょう。そのうちオレも行くから待っていてくれ」と声を絞り出した。