薬剤耐性の啓発川柳にも「鬼滅の刃」医療従事者部門金賞にオマージュ作品
AMR臨床リファレンスセンター(厚労省委託事業)は11日、第4回「薬剤耐性あるある川柳」の入賞作品を発表。大人気マンガ「鬼滅の刃」(作者・吾峠呼世晴)をオマージュした作品が、医療従事者部門の金賞に選出された。
【医療従事者部門金賞】
菌滅の
刃は要らぬ
風邪の呼吸
痰ジロー
AMR(薬剤耐性)は「Antimicrobial resistance」の略称で、抗菌薬が効きにくい状態を表す。薬剤耐性菌が世界的に増えていることが社会問題になっており、日本での啓発活動の一環として、昨年に引き続き川柳の公募が行われた。
応募総数は全国から2207作品。同センター長の大曲貴夫氏は「今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、感染対策や健康管理の意識が高まった1年だったと思います。薬剤耐性の問題は、新型コロナウイルス感染症の陰に隠れがちですが、実は医療、私たちの生活を脅かす大きな問題です。このような状況の中で、AMR対策について川柳を通じて多くの方に考えていただけたことを大変うれしく思っています」などと、総評を寄せた。
【一般部門金賞】
コロナにも
風邪にも効かぬ
抗菌薬
コバケン