痛ネイルが流行中 いつでも“推し”と一緒に…アニメ、漫画など独特のオシャレ感演出
「痛ネイル」が大流行の模様だ。痛ネイルとは漫画、アニメにちなんだデザインのネイルアートを指すが、最近では単にキャラクターを描くだけではなく、キャラクターの使用するアイテムやアニメの世界観を表現した“モチーフネイル”、キャラクターを2頭身にした“ミニキャラネイル”などセンスあふれるデザインが注目を集めている。直球すぎないオシャレ感や可愛らしさを演出でき、馴染みのない人でも挑戦しやすいのが人気の秘密だ。
SNS上では「これまで業種的にネイルが難しかったがステイホーム中に痛ネイルに挑戦した」「仕事中にふと目に入る痛ネイルでテンションをあげられる」といった声が上がっている。
痛ネイルをデザインしている人たちにそのこだわりをうかがってみた。
◆大人気中の「鬼滅の刃」のミニキャラを描いた「lana_art_room」さん
「シンプルでゆるめなデザインが好きなので、鬼滅キャラのゆるっとした絵柄にあわせて全体的に淡い色合いになるよう意識した事とモチーフもキャラにちなんだものを統一感が出るように単色で分かりやすく表現出来るよう頑張りました」
伊黒小芭内(いぐろ・おばない)&甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)ペアのファンにはたまらないデザインだ。流行りのくすみ系カラーと可愛いミニキャラは、何度も指名を受ける人気デザインになっているとのこと。
◆世代を超えて愛される「セーラームーン」をモチーフとした「lapisravi_nail」さん。
「キャラクターが変身する際の道具のコンパクト柄を入れてより一層、指先のみでもセーラームーンを身近に感じて頂ける様なデザインとしてコンパクトを取り入れました。揺れるチャームは、家の用事や仕事では、パーツを外せる実用性が有る様に取り外し出来るように手作りし、プライベートでは、お洒落を楽しんで頂ける様な仕様にしております。」
本格的なキャラクターのイラストやモチーフに立体的なパーツを組み合わせることで、痛ネイル上級者にも大満足のデザインになっている。手作りのパーツや、セーラームーンシリーズの変身コンパクトがすべて描かれているなど、こだわりの詰まった作品だ。
近年ではアニメや漫画だけに留まらず、「刀剣乱舞」で加州清光役を務める佐藤流司さんのネイルなどの“2・5次元舞台俳優ネイル”や、声優の下野紘さんネイルなど、人物をデザインとしたネイルの人気も高まっている。自由自在の進化を続ける痛ネイルに今後も注目してゆきたい。(KOJIMA)