「ジャングル大帝」を通して…トキワ荘時代の手塚治虫
豊島区立トキワ荘マンガミュージアムにて、7日から展覧会「トキワ荘と手塚治虫-ジャングル大帝の頃-」が開始される。手塚治虫がトキワ荘に住んでいたのは1953年初旬から1954年10月の2年弱。他の住人でマンガ家は寺田ヒロオのみで、手塚自らが「トキワ荘前史」と呼んだ時期の直筆原稿等を通して、作品やエピソードが紹介される。関西から東京へ進出するまでの流れ、トキワ荘時代の作品、トキワ荘から転居した後のトキワ荘のマンガ家たちとの交流など「トキワ荘と手塚治虫」に焦点をあてる。
これまで公開されることが少なかった、「サボテン君」をはじめ、貴重な手塚作品が展示。また、トキワ荘時代の手塚のもとには時折、マンガ家志望の若者たちが訪ね、彼らに手伝いを頼むこともあったという。そうして生まれた作品の直筆原稿の展示もまた、大変珍しいといえる。企画展示室隣のマンガラウンジでは、連載当時のふろくなど、貴重な作品の数々を配架。今展オリジナルグッズや記念メダルも販売されている。
会期は8月9日まで。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)。
(よろず~ニュース編集部)