超巨大本『巨人用 進撃の巨人』がギネス認定!!「出版された最大の漫画本」に
講談社発行の超大型判コミックス『巨人用 進撃の巨人』が、「出版された最大の漫画本」(Largest comic book published)としてギネス世界記録に認定されたことが24日、分かった。
「巨人用-」は「別冊少年マガジン」5月号で完結した諫早創氏による大人気漫画『進撃の巨人』単行本第1巻を再現し、第1話と第2話を収録。サイズは縦100センチ横70.4センチ(表紙は縦101センチ、横71.5センチ=通常単行本面積の約36倍)で束幅2.5センチ、概算重量約13.7キロとなっている。なお、収納箱は縦109センチ、横70.4センチで重量約3キロ、輸送用箱サイズは縦115.8センチ、横87.5センチで重量約4キロ。輸送時の総重量は約21キロ。価格16万5000円での販売は既に終了しており、現在製作中。今年3月に『進撃の巨人』完結記念企画として発表され、100冊が売れた場合にはギネス世界記録として認定されるということも話題となり、販売開始から約2分で完売していた。
『進撃の巨人』の担当編集を務めた川窪慎太郎氏は「宣伝部から提案を受けた際は“え、進撃ファンなら余裕で達成してくれるでしょ”と返答したものの、実際に価格と冊数を聞いて内心ドキドキしていました。結果は皆様ご存知の通り2分とかからず完売、そしてギネス達成となりました。価格に見合う素晴らしい本を作ってくださった図書印刷様と、いつでも一緒に作品を盛り上げてくれる進撃ファンの皆様に感謝します。ありがとうございます!」と感謝を口にした。
ギネス世界記録公式認定員の寺西らら氏は「こちらの記録は2007年にアメリカで、そしてその後2018年にブラジルで達成された記録を更新して認定されました。世界の漫画文化を牽引する日本でこの記録が達成されたことは、個人的にもとてもうれしく思います。制作そのものの過程でのご苦労はもちろん、測量士による正確な計測データや販売証明など細かく規定された証拠物をご提出いただく必要があり、認定されるまでの道のりは決して容易なことではありません。ご関係者様皆さまの熱い気持ちがあってこそのギネス世界記録の達成だと思います。本当におめでとうございます!」と談話を寄せた。
製作した図書印刷の平野雄三氏は「ギネス記録への挑戦に参画させて頂き大変光栄でした。世界屈指の人気コンテンツと日本の製造技術が一体となり、まさに世界に誇る『クールジャパン』を具現化させたような作品となったのではないかと感じています。本作と共に、これからも全世界に向けて巨人級のインパクトを与え続けていくであろう事を楽しみにしています」と期待を寄せた。
(よろず~ニュース編集部)