快挙達成の乃木坂新センター・遠藤さくらを“覚醒”させたメンバーとは

 乃木坂46の最新シングル「ごめんねFingers crossed」が、15日に発表された「オリコン週間シングルランキング」で59・0万枚の売り上げを記録して発売初週1位を獲得した。今年1月に発売した前作「僕は僕を好きになる」の58・9万枚を上回り、女性アーティスト今年度最高初週売上枚数を自ら更新。2ndシングル「おいでシャンプー」から26作連続シングル1位となり、女性アーティストとしては浜崎あゆみと並ぶ歴代2位タイから単独2位に、シングル通算1位獲得作品数では松田聖子と並ぶ歴代3位タイから、歴代単独3位という快挙を達成した。

 同作のセンターを務めたのは、4期生の遠藤さくら。19年9月発売の「夜明けまで強がらなくてもいい」以来2度目の抜てきで、歴代5人目となる複数回センターとなった。堂々のパフォーマンスで“覚醒”とも称されたが、その裏には、同期で「絆が強い」と明言するあるメンバーの存在があった。

 センターについて「まだそんな引っ張れるような人でもないし…」「真ん中で立ってるときは、何か不安な気持ちもあります」「オーラは出せてないですし、まだまだだなとは感じますね」と、自信のなさを露わにしていた遠藤。周囲からの「おとなしい」という評価通り、乃木坂に加入する前から「しゃべる方じゃなかったです。1人の方がいやすかったです」というタイプだったという。

 そんな遠藤が、今作のセンター決定後、もっとも印象に残っている出来事を明かした。「同期の賀喜遥香ちゃんが、『私も2つ隣の位置からから応援してるし、負けないように頑張りたい。ちゃんと支えるからね』っていう言葉をかけてくれたんです。同期が一番刺激し合える仲なので、かっきーから言われた言葉がすごいうれしくて、励みにもなりました」。遠藤にとって、最も身近な存在の1人である賀喜からのメッセージは、何よりも心強かった。

 学校の中でもおとなしく目立たない少女だった遠藤。先輩たちとの距離感は「共演は緊張します、いまだに…。仲良しな先輩は増えてはいるんですけど、緊張は全然しますね」という。それだけに「同じ4期生として入った同期は、最初から居心地が良かったです。何もしゃべれない私でも、おとなしくても、そういう自分を一番受け入れてくれた。4期のみんながいてくれたので。恵まれたと思います」と、同期への感謝は強い。

 その分、4期生同士の結束は強固だ。「『いつまでたっても絶対先輩には追いつけないよね』みたいな感じで話してたり、先輩が偉大すぎるので、少しでも追いつこうとは頑張るんですけど、どうしても先輩たちの背中を見ると、まだまだ全然遠くて、勝てるものは今は何もない」としつつも、「仲もいいし、明るいし、まだまだ高校生のメンバーもいっぱいいて、私は19歳ですけど16歳、17歳のメンバーもいるので、ずっとピチピチしててほしいなって思います」と笑った。

(よろず~ニュース・福島 大輔)

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