「名探偵コナン」「ルパン三世」シリーズで知られるアニメ制作会社のトムス・エンタテインメントが、同社初の海外買い付け作品、韓国アニメ映画『整形水』(監督：チョ・ギョンフン)を今年9月23日から、エスピーオーと共同で配給、全国公開する。

　同作は国内では「LINEマンガ」で独占配信中の『奇々怪々』が原作で、誹謗中傷、外見至上主義をはじめとした現代社会の闇を、エンターテイメントへと昇華させた整形サイコホラー。昨年韓国で公開され、世界各地の映画祭で高く評価された。

　同社は８日の発表で「本作は、トムスとして、初の海外買い付け作品となります。トムスは“従来の枠にとらわれずチャレンジする”という意味が込められた『UNLIMITED PRODUCE by TMS』というプロジェクトを立ち上げたばかりですが、海外買い付けという分野でも、従来のトムスの枠を超えてチャレンジするべく、複数の買い付け候補作品が待機中です。今後も、世界の良質な作品を買い付け、随時日本に届けてまいりますので、ぜひともご期待ください」とコメントした。

【ストーリー】

　誰もが美しくなれる奇跡の水。つけたら最後、破滅のはじまり－。

　小さい頃から外見に強いコンプレックスを持ち、人気タレントのメイクを担当しているイェジ。タレントからは罵倒され、ふとした偶然で出演したテレビ番組では、自分への悪意ある書き込みで自暴自棄に。そしてある日、巷で噂になっている“整形水”がイェジの元へ届けられた。顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水。後遺症も副作用もない。美しくなりたいという欲望に駆られ、イェジは“整形水”を試すことを決意する。全く新しい人生を歩むために。それからしばらくして、周囲で不審な出来事が起こり始める…。

（よろず～ニュース編集部）