ホビージャパン社 転売正当化発言の編集者を退職処分に 管理監督者らの降格も
ホビー雑誌「誌月刊ホビージャパン」を発行する出版社・ホビージャパン社が26日、同社の公式サイトで、ホビー商品の転売行為を容認する趣旨の発言をSNS上で行っていた編集者を退職処分とすることを発表した。
同社は「弊社社員のSNS等での不適切発言に関する社内処分につきまして」と題し、ツイッターを更新。「該当社員 月刊ホビージャパン編集部 編集担当 退職処分」と明かした。さらに管理監督者の常務取締役編集制作局長を取締役とするなど、3人の降格人事も発表した。
退職処分となった編集者は、自身のSNSで「転売を憎んでいる人たちは、買えなかった欲しいキットが高く売られてるのが面白くないだけ」「頑張って買ったひとからマージン払って買うのって、普通なのでは」などと発言。レア商品を高額で転売する行為を正当化し、炎上した。
これを受け、ホビージャパン社は公式サイトで謝罪し、「ホビージャパン編集部及び株式会社ホビージャパンの見解とは全く異なるものであり、当社はホビーに携わるものとして、ホビー商品のいかなる転売行為や買い占め行為も容認しておりません」と明言。「当該社員の見解に関しましては、当社としての考え方とは全く相容れるものではなく、ホビーに携わる人間としてあってはならないものであると考えております。当該社員に対しましては、社内規定に従って厳正に処分いたします」としていた。
(よろず~ニュース編集部)