米山隆一氏、東京五輪での弁当大量廃棄問題に苦言「関係者を潤すためだけの無駄遣い」
米山隆一元新潟県知事が28日、ツイッターに新規投稿。東京五輪の大会関係者向けの弁当が大量廃棄されていると報じられたことを受け、「関係者を潤すためだけの無駄遣い」と苦言を呈した。内閣官房の五輪・パラリンピック事務局は27日に弁当廃棄の事実関係を認めている。
報道によると、会場運営に当たるボランティアらに向け用意された大量の弁当、おにぎりなどがトラックで国立競技場に運び込まれて廃棄されていたという。無観客となって減少したボランティアらの人数と必要な食料数が調整されていないことが原因と指摘されており、1日数千食分になるという。手つかずのパンや、おかずの入った弁当容器が丸ごと捨てられている光景に対し、SNSでは「コロナ禍による生活苦などで食べられない人たちに配ることはできないのか」といった声が起きている。
米山氏は「しかしこれ、マスコミ・野党が問題にしなかったら、組織委員会は、ボランティアがいないにも関わらず、大量の弁当を発注し、破棄し続けていた訳ですよね」と問題提起。「3兆円を超える予算には、こういう『関係者を潤す為だけの無駄使い』がどれほどあるのかと、頭が痛くなります。(原文ママ)」と指摘した。
さらに、米山氏は連続投稿。自身の投稿に対して「その言い方だとボランティアの方々への食料の提供が無駄使いって見える」という批判に「いやそんなこと一言も言っていません」と対応。「破棄する前に何かできなかったんですかね」という問いには「普通に(1)無観客にするならさっさと決定してキャンセルすべき(2)キャンセルできない(キャンセル料が発生する)にしても、料金だけ払って納入は不要にすべき でしょう。それで少なくとも廃棄費用は不要になります」と対案を提示した。その上で、同氏は「この程度の事が出来ないのは理解に苦しみます」と問題視した。
(よろず~ニュース編集部)