小沢一郎氏、過去最多の感染者数に「五輪完遂しか頭にない総理の『不要不急』は誰の心に響く?」
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が28日、ツイッターに新規投稿。この日、首都圏で過去最多となる新型コロナウイルス新規感染者数が発表されたことを受け、「人流が減少しているので心配ない」として五輪中止の選択肢を「ない」と断言した菅義偉首相に対し、「五輪完遂しか頭にない総理の『不要不急』は誰の心に響くだろう」と苦言を呈した。
小沢氏は「東京3177人、神奈川1051人、埼玉870人、千葉577人。いずれも過去最多の新型コロナ感染者数。夏休みと五輪ムードで今後も人流は増える一方だろう」と指摘。その上で、同氏は「今や五輪完遂しか頭にない総理の『不要不急』は誰の心に響くだろう。このままでは全国で緊急事態宣言となる。総理は五輪と感染対策の両立について説明を」と訴えた。
小沢氏はこの日の新規感染者数発表前にも投稿。「首都圏3県は既に緊急事態宣言の発令を政府に要請する調整に入っている。結局、予想通りの最悪の展開。東京のみに規制をかけても、関東一円に人流を流出させるだけ。これで8月22日の宣言解除はほぼ困難となるだろう」と予測。「政府は何度同じことを繰り返せばわかるのか。五輪開催を言い訳にするつもりだろうか」と危機感を募らせた。
さらに、小沢氏は別の投稿で「総理も担当大臣も、『ワクチン接種は順調』と言うが、現実は異なる。東京23区の一部で先日、接種予約を再開したが、電話は繋がらず、ネット予約もあっという間に埋まり、多くの方々が再び予約できなかったと見られる。自衛隊大規模接種センターの新規予約も35分で埋まった。順調とは、とても言えない」と実例を挙げながら現状を危惧した。
(よろず~ニュース編集部)