金メダル噛んだ河村市長に昨年度の半数近い4000件超の抗議 閉庁後も抗議続き職員悲鳴
名古屋市の河村たかし市長が、4日に同庁を表敬訪問に訪れた東京五輪・ソフトボール女子の後藤希友投手の金メダルを噛んだ行為について、同市スポーツ市民局広聴課は5日時点での集計を午後5時30分に実施。その結果、電話223件、メール3891件、ファクス5件で計4119件の抗議が寄せられたことが分かった。
よろず~ニュースの取材に対し、担当者は「昨年度は1年間で計9986件でした。1日半ほどですが、これほどの抗議が寄せられたことは、今までになかったと思われます」と回答。わずか1日あまりで、愛知県知事リコール署名偽造事件が発生した昨年度の半数近い数字をたたき出す“超炎上”状態となった。また、同市広報課広報係は、閉庁時間を過ぎても鳴り止まない抗議電話に「対応に追われています」と悲鳴を上げた。
河村市長はこの日、名古屋市役所で緊急会見を実施。「軽率にもご本人さまの長年の努力の結晶であります金メダルを汚す行為に及びました。名古屋市長としての立場をわきまえない、極めて不適切な行為であったと猛省すべきと痛感しており、ご本人さまもとより関係者さまに多大なるご不快な思いとご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく心からお詫びを申し上げます」と謝罪した。手にした文書を読む形ながら、何度も“噛む”場面が見られた。
(よろず~ニュース編集部)